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地元で愛される小さなシャンパーニュ生産者 パトリック スティラン(経営企画室 内田圭亮)

本日はアンボネ村でシャンパーニュを造る、パトリック スティランをご紹介いたします。

シャンパーニュと言えば、誰もが一度は耳にしたことがあるような有名なシャンパンメーカーを思い浮かべることと思います。大手シャンパンメーカーは、総販売量の2/3以上を占めており、輸出される分に至っては何と90%を占めています。しかし、そうした大手シャンパンメーカーが自ら所有している畑というのは、僅か10%ほどです。残りは約15,000軒の栽培農家によって所有され、多くは大手シャンパンメーカーや農協に葡萄を売っています。

スティラン家も、かつては葡萄を農協に売っていました。
しかし、現当主のパトリックは、1987年にセラーを設立し、自らのシャンパーニュの生産・瓶詰めを開始しました。現在は生産量の80%を個人客に販売し、地元で愛されています。

スティランのように、自ら葡萄を栽培し、醸造・瓶詰めまで行う生産者のことを"レコルタン・マニピュラン"と呼びますが、日本へ輸出されるシャンパーニュの内6.5%(シャンパーニュ委員会発表による2014年実績)しかない、希少な存在です。



パトリックのシャンパーニュ造りは、いわゆる「シャンパーニュ」という煌びやかな言葉の響きとは対極にあり、ひとつひとつの工程を丁寧に自らの手で行っていきます。

父から学んだ方法で畑を管理し、父から受け継いだ古いプレス機を使って、優しく葡萄を圧搾しています。




一回のプレスではジュースが流れ出ないような優しいプレス機です。縁にある葡萄を中央に戻すことで、葡萄が葡萄を押しつぶすようにしてもう一度プレスしています。こうすることで、葡萄にストレスを与えず、より品質の良いジュースが得られます。


こうして造られたワインは、地下に掘られたセラーで熟成され、シャンパーニュとなっていきます。
動瓶(ルミュアージュ)は手作業で行います。

パトリック スティランが造る、おすすめのシャンパーニュがこちら。
FB-197 2006 シャンパーニュ ミレジム グラン クリュ
生産者のセラーで長い熟成期間を経てリリースされました。
輝く金色、ナッツやトースト、白桃、蜂蜜を思わせる豊かなボリュームのある味わいです。
花火とシャンパーニュと地球をモチーフとした、お祝い事が節目のひと時にぴったりなデザインが印刷された素敵なボトルを使用しています。

年末は家族や親しい友人と過ごす時に、シャンパーニュを選ばれる機会もあると思います。
その際は、造り手の顔が分かるシャンパーニュを選ばれてはいかがでしょうか。

経営企画室 内田圭亮

2019年5月

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