ワインブログ ―wine blog―

1本を通して楽しめるアマローネ、柔らかな味わいの秘密はここにあり。ルイジ リゲッティのワイン造りをお伝えします。(営業2課・鈴木歩美)

2017年4月イタリア・ヴェネト州にあります、アマローネ、ヴァルポリチェッラの造り手ルイジ リゲッティを訪問した様子をお伝え致します。

ルイジ リゲッティは1909年の創立以来、1世紀を超える伝統を持つ家族経営の生産者です。ワイナリーの名前にもなっているルイジさん(写真右から2番目)は御年95歳。既に現役は引退され、1985年からは息子のジャン マリア リゲッティ(写真右・以下ジャン マリアさん)が4代目オーナーとして中心となり、ワイン造りを行っています。
弊社がルイジ リゲッティのワインを輸入開始したのは20年以上も前の事。集約感がありながら、柔らかい味わいを持ち合わせた素晴らしいヴァルポリチェッラやアマローネは、長年に渡って多くのお客様にご愛飲いただいています。その美味しさの秘密は何処にあるのか、ジャン マリアさんとリゲッティ家のワイナリーを見学しながらお話を伺ってきました。

まずは畑の様子です。ルイジ リゲッティでは自家畑も所有していますが、今回は契約農家の畑の一つで、アマローネ用に使われるコルヴィーナの畑を見学させて頂きました。
仕立てはヴァルポリチェッラの地域では伝統的な、背の高いペルゴラ仕立てを採用。アパッシメント(陰干し)をした葡萄を使って醸造するアマローネに適した、より健全な葡萄を収穫するには、湿気がこもりやすい地面から葡萄が離れたペルゴラ仕立てが適しているそうです。

その他にもリゲッティ家が目指すワイン造りに対するペルゴラ仕立ての利点は多く、「葡萄がちょうど目の高さに生るため、葡萄の状態を確認しやすい」、「葉が葡萄の房の上に茂り、日傘のような役目を果たしてくれる」、「背の低いグイヨ仕立てなどに比べて手摘みでの収穫がしやすい」などが挙げられます。この日は快晴に恵まれ、畑には太陽がたっぷりと降り注いでいました。丁寧に管理された畑の状態に加え、この日当りの良さも上質な葡萄を作り出す、大切な要素の一つであることは間違いないでしょう。

次にワイナリーに併設されている、フルッタイオ(葡萄乾燥室)の様子です。こちらには窓が沢山あり、基本的には自然な空気交換が行われますが、雨や霧で湿気の多いときには窓を締め切り、機械で空調を管理します。
アマローネは、9月から10月にかけて収穫された葡萄を3ヶ月以上陰干しして、翌年の1月末から2月に醸造を行います。先ほども申し上げたように、アパッシメント用の葡萄は、特に品質が重要となります。と言うのも、葡萄は写真のような小さな木箱に入れて乾燥されるため、1粒でも悪い葡萄があると、箱全体が悪影響を受けてしまうからです。そのためリゲッティ家では、より厳しく選別を行うため、収穫は全て手摘みで行い、収穫時にもしっかりと品質も見極める事が大切だと考えています。この厳しい選別により、アパッシメントに適した葡萄は、ヘクタール当り通常の50%しか収穫が出来ないそうです。また、通常のワインは約1kgの葡萄から1本のワインが出来るところ、アパッシメントをすると、その半分しかワインが出来ないそうです。出来上がるワインの量を半分に減らしてまで造られる、上質なアマローネ。一口一口を噛みしめながら味わいたいものです。


次にご紹介するのは、リゲッティ家のワイナリーを訪問すると、まず目に飛び込んでくる、こちらのプレス機。通常白ワインを造る白葡萄用として主に使用されるそうですが、実はリゲッティ家では30年以上前から、こちらのプレス機を赤ワインに使用しています。赤ワイン用のプレス機に比べてプレス圧が低いため、グリーンなタンニンを避け、エレガントさを保つ事が出来るそうです。「リゲッティ家のワインがもつ柔らかさの秘密はここにあったのか!」と一同納得。「特にアマローネに良い効果があるんだ」とジャン マリアさんは語っていました。


こちらは2007年に完成した貯蔵用タンクのスペースです。広いセラー内に堂々と並ぶステンレスタンクには、様々なヴィンテージのワインがストックされていました。これらのタンクには、理想的な状態になるまで樽熟成を終えた後のワインが、品質が変わらぬように保管されています。熟成のワインだからと言って、市場へのリリースまでずっと樽の中で保管されるわけでは無いのですね。


更にセラーの奥へと進みます。
薄暗く、ひんやりとした熟成庫。大小様々なサイズの樽が並ぶ熟成庫には、赤ワイン独特の甘い果実の香りが漂います。この樽いっぱいに、ルイジ リゲッティのワインが詰まっていると想像するだけで、幸せな気分になります。


最後にご紹するのは、1969年当時の石壁をそのまま残した地下セラーの様子です。地下セラー自体は、1909年のワイナリー創立時に造られました。長い歴史を感じさせるセラーの隣には、リゲッティ家の歴史が詰まったオールドヴィンテージを保管しているセラーもあります。そこには、古いもので1956年ヴィンテージの甘口ワイン、レチョートなどが保存されています。私たちもこの歴史の一部として、彼らのワインを日本の皆様にご紹介出来る事を誇りに思う瞬間でした。
長い歴史とともに、高品質のアマローネやヴァルポリチェッラを造り続けるルイジ リゲッティ。今回ワイナリーの紹介をしてくださったジャン マリアさんは、毎日畑にでては葡萄の状態を確認しているそうで、「自分はセラーに住んでいる様なもの!」と笑顔で一言。時にはジョークを交えながら日頃のワイン造りを解説してくださる、とても気さくなジャン マリアさん。もしかするとルイジ リゲッティ1番の魅力の秘密は彼なのかもしれません。彼が中心となって造りだすルイジ リゲッティの素晴らしいワイン、どうぞ今後もご期待ください!

~ワインの詳細はこちらからどうぞ~
I099 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ カピテル デ ロアリ 750ml
I293 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ カピテル デ ロアリ 375ml
I244 ヴァルサイア                        
I746 ソル ヴィーノ ロッソ                   
I098 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ           
I097 ヴァルポリチェッラ クラッシコ Sup.カンポリエティ リパッソ 750ml
I292 ヴァルポリチェッラ クラッシコ Sup.カンポリエティ リパッソ 375ml

営業2課 鈴木歩美

2017年11月

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