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マルケをワイン産地として知らしめた立役者ヴェレノージ(営業2課 小柳 太)

“マルケ”という言葉を聞いたときに、一般的に“イタリア中部のアドリア海側の州”と答えられる方はイタリアがお好きな方でいらっしゃると思います。ただ、弊社とお付き合いが長い方は、すでに20年近く取引のあるイタリアワインの代表的存在、ヴェレノージの拠点であると思われる方も多いと思います。

2016年のOIV(http://www.oiv.int/)の統計によると、イタリアのワイン生産量は世界1位であったとの事ですが、マルケは20州中で13位。全イタリアワインの僅か1.9%の生産量しかないマイナーな生産地であります。白ワインはヴェルディッキオが有名でありますが、北にはイタリアワイン第3位の生産量を誇るエミリア・ロマーニャ州があり、南は同じく5位のアブルッツォ州に囲まれております。その影響かマルケは両州の素晴らしさを両者の代表品種、サンジョヴェーゼとモンテプルチャーノをブレンドすることで、歴史的に面白いロッソピチェーノを造っています。

2018年のヴィニタリー期間4日間は雨が多かったのですが、その後の3日間の現地視察は非常に好天に恵まれ、イタリア視察の最終日であるヴェレノージ訪問も、まさにイタリアのリゾートを彷彿させる、抜けるような青空でした。その素晴らしいブルースカイを更にインパクトを強くした、濃厚なブルーのドレスをまとったアンジェラさんがすぐに迎え入れてくれました。

以前、“青色がとても好き”とおっしゃっていたアンジェラさん。赤ワインのラベルにも青色を使っているのは自身が好きな色であるのも1つの理由とあったように、その色のドレスをまとったアンジェラさんから、とても歓迎されているという印象を受けました。

カンティーナ進むと併設ショップがあり、現地のお客様にも人気だと思わせる、アンジェラさんらしい可愛い雰囲気で見ていて楽しいものでした。その奥にあるテイスティングルームには様々な受賞のトロフィーや表彰状が飾られており、改めてヴェレノージが世界中で高い評価を得ていることを実感しました。


写真は、ラベルとボトルが変更予定の、ロッソ ピチェーノ スペリオーレ イル ブレッチャローロ ゴールド(品番:I-712)です。ワイン名も、ロッソ ピチェーノ スペリオーレ ソレスタへ変更予定です。

さて、ヴェレノージとの取引は1999年からです。彼らは今から30数年前、ここアスコリ ピチェーノの地でまったくのゼロから始めたワイナリーです。当時は僅か9ヘクタールでしたが、現在は約200ヘクタール 250万本のワインを生産するまでに急成長しました。


それに伴い、アンジェラさんが月刊誌の「ガンベロ ロッソ」の8月号の表紙を飾ったり、またピチェーノ ワイン協会(Consorzio Vini Piceni)の会長も務めたりと、飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃です。
その軌跡の中、彼らの最も成功したワインとして、ロッジョ デル フィラーレがあります。

ロッソ ピチェーノ スペリオーレ ロッジョ デル フィラーレ (品番:I-603)


“ガンベロ ロッソ ヴィニ ディ イタリア”で 2001 年ヴィンテージから 2012年ヴィンテージまで 12 年連続でトレビッキエーリを獲得するなど、圧倒的な存在感で、今ではワインスペクテーターの「イタリアの赤ワインで最も多くの高い評価を得たワイン」というランキングの27位として紹介されており、まさにイタリアを代表するワインとなりえました。日本でも多くの最高峰の賞を獲得しております。
実はこのロッジョ、世界に引く手あまたでヴェレノージは世界 約50 カ国へワインを輸出していますが、日本とアメリカ、ロシアの3か国にしか輸出していないワインです。イタリア国内では 3つ星レストランに卸すのみで、世界は買いたくても買えない本当に希少なワインなのです。これは弊社が約20年前から取引をしているからこその賜物で、ほとんど彼らが無名の時代から、本当にマイナーだったロッソピチェーノをずっと取り扱っているからこそ、特別に割り当てて貰えている入手困難なワインなのです。
彼らのロッソ ピチェーノ ラインナップは 「モンテプルチャーノ70% サンジョヴェーゼ30%」のブレンドにこだわっております。モンテプルチャーノの力強さにサンジョヴェーゼのエレガントさを加えており、モンテプルチャーノが多いのは必然とパワフルなロッソピチェーノを造りたいからという信念からで、その最高峰がロッジョであります。


ちなみにロッジョが2013年がトレビッキエーリを獲得しなかったのは、彼らの白ワインで私が最も好きな、レーヴェ ペコリーノが獲得したためです。これはトレビッキエーリが基本1生産者1つのワインのみ獲得となってるからです。
レーヴェ ペコリーノ(品番:I-612)
初めて飲んだ時、フルーティーなペコリーノには樽熟が合わないと思っておりましたが、自分の常識は大きく覆されました。当日は2016年を試飲したのですが、アンジェラさん曰く、過去最高のVTの1つであると自信たっぷりの評価でした。私も思わずハッとするような素晴らしい品質で軽やかな樽と果実感の絶妙なバランスととても複雑な味わいでした。
ご紹介したいワインは数多くあるのですが、ここで最後に彼らの挑戦の結晶ともいえるスパークリングワインをご紹介させて頂きます。
グラン キュヴェ ヴェレノージ(品番:I-256)
以前より、32か月、42か月、48か月と年を追うごとに熟成期間が長くなっており、何と今では60か月熟成させております。その影響で驚くほど、きめの細かい泡と持続性はこの価格帯のスパークリングワインではありえない存在となっており、2017年のガンベロ ロッソでは、2ビッキエリ+を獲得しました。ロッジョ、ルディ、レーヴェと共に最終選考まで残った末の最高峰の評価を獲得したのです。
勢いは止まりません。2016年に新物流倉庫が完成しました。アスコリ ピチェーノの本社から車で10分ほどの、広い道路沿いで物流拠点として合理的な場所に敷地面積2,300㎡、温度、湿度が適温にコントロールできる倉庫です。オーダーを受けてから出荷までの流れをより迅速に行うために新たに建設したとの事ですが、今ではヴェレノージのボトルは全てここでラベリングされており、広さもあるので古いヴィンテージもキープ出来ます。
こういった拠点を作り、より効率的にワインを流通させることは結果としてコストダウンにつながってきます。

帰り際、アンジェラさんから「空港までに喉が渇くと思うからと。」とミネラルウォーターを用意して頂けました。アスコリ ピチェーノは本当に美しい街でそこには素晴らしい畑が広がっており、その地で非常に真面目でまとまりのあるチームがあり、率いるアンジェラさんがいらっしゃり、細部まで管理、気配りができるからこそ、現在のヴェレノージの成功があると痛感できた訪問でした。

ここで最後に忘れてはいけないお知らせがあります。
近年、彼らの赤ワインの大成功の陰に、ラクリマ ディ モッロ ダルバがあります。

ラクリマ ディ モッロ ダルバ(品番:I-584)
☆2016年にサクラアワード、ダイヤモンドトロフィー獲得(最高賞)

ラクリマ ディ モッロ ダルバ スペリオーレ(品番:I-762)
☆「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2017」で98点を獲得(99点満点)

このマルケ独自の葡萄とモンテプルチャーノをブレンドした、毎年非常に好評であるイタリアの新酒
ヴィーノ・ノヴェッロが10月(11月になることもございます。)に入荷予定です。ご予約は8月24日(金)までです。是非、機会をお見逃しなくご賞味下さい。

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営業2課 小柳 太

2018年10月

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