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個々のヴィンテージの特徴を出しつつも、一貫したスタイルでシャトーヌフ デュ パプの魅力を伝えるクロ デュ モン オリヴェ(営業1課 飯沼 洋一郎)

フランス生産者訪問より、ローヌ編は最後となりますが、クロ デュ モン オリヴェをご紹介いたします。

<クロ デュ モン オリヴェについて>
シャトーヌフ デュ パプの古城の跡地近くに所在するワイナリーで、1932年にセラファン サボンとマリーが設立しました。現当主のティエリ サボンさん(写真左人物)は2001年からワイナリーに加わり、それまで彼の父や叔父が行ってきた伝統を重んじながらも、一部でブレンド比率を変えることにより、理解しやすいラインナップにするなど、ワイン造りに新しい風を加えたことで、さらなる発展を遂げています。決して派手なワインではないですが、そこに彼らの伝統と人柄を感じられます。

今回はティエリさんが怪我で療養中のため、訪問時には従妹であるセリーヌさんが対応して下さいました。
ティエリさんは2016年末からシャトーヌフ デュ パプ生産者組合の組合長に就任しており、これは異例の大抜擢であるとのこと。喜ばしい反面、常に畑にいる彼にとっては組合の仕事との両立は、嬉しい悲鳴だそうです。


まずはこちらをご覧下さい!
圧巻のシャトーヌフ デュ パプ達。これほどまでに沢山のシャトーヌフ デュ パプが試せる生産者は他にはいません。テイスティング中はじっとこのワインに向き合い、それぞれの味わいの個性を見つけることに注力しました。テイスティングルーム内はBGMとしてクラシックがかかっておりましたが、それも途中から耳に入らなくなりました。
私自身はこれほど多く、垂直試飲をしたことはなく、実際にその機会に恵まれたことで多少なりともクロ デュ モン オリヴェの素晴らしさを感じとることができたと、自負しております。

若いヴィンテージでもとても素晴らしいクオリティでしたが、セリーヌさんはワインの説明毎に「今すぐ飲んでも美味しいけれども、熟成を待たなければいけない。私たちのワインはもっと寝かせることで、さらに真価を発揮する!」と言います。しかし、セリーヌさん自身も、やはり誘惑に負けてしまい、たまらず開けてしまうヴィンテージのシャトーヌフ デュ パプがあるそうです。それほどまでに、シャトーヌフ デュ パプは若いヴィンテージでも美味しく、皆さんに楽しまれていることが多いのでしょうね。
「今すぐ飲みたい!」という衝動を起こさせる、飲み頃を待ちたいけど、待てないワイン。とても興味がそそられますね。また、ワインの熟成を待つことに対して、私は忍耐強くならなければいけないのだと、考えさせられた場面でもありました。


<ワイン評価誌に掲載>
クロ デュ モン オリヴェはフランスを代表するワインガイド誌”Les Meilleurs Vins de France“『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』の2017年版で3ッ星評価へ昇格し、2018年もその評価を維持しております。2018年度版では1,120軒のドメーヌが記載。そのうち3ッ星生産者は84軒。南ローヌの生産者で3ツ星評価は僅か3軒です。
長年に渡り彼らと親密なお付き合いがあり、毎年欠かさずにクロ デュ モン オリヴェを訪れている当社といたしましては、今やっと時代がクロ デュ モン オリヴェに追いついた!と思うほど、万感の思いがあります。


さらに、クロ デュ モン オリヴェのトップキュヴェ、シャトーヌフ デュ パプ キュヴェ デュ パぺが「ラ ルヴ ド ヴァン ド フランス623号」の表紙を飾っています。このことからもクロ デュ モン オリヴェは今シャトーヌフ デュ パプで大注目の生産者と言えるでしょう。


テイスティングの時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、クロ デュ モン オリヴェのシャトーヌフを様々な年代ごとに飲む機会はめったに無いので、とにかく貴重なテイスティングでした。改めて、彼らのシャトー ヌフ デュ パプはバックヴィンテージが豊富ですし、コート デュ ローヌ クラスの品揃えしかり、価格面もとても魅力的であることを再認識しました。

ブルゴーニュのバックヴィンテージしかご興味のなかった方
ローヌのシャトーヌフ デュ パプにもこんなにも格調高きワインがございます!
小さな子どもがおもちゃ箱からとっておきの宝物を掘り出すように、オリヴェのワインに思いを馳せながら、熟成シャトーヌフ デュ パプを味わっていただきたいです。

<おすすめワイン>
・コート デュ ローヌ ルージュ(品番:FB957)
日本食も含めて、様々な料理に合わせることができます。フルーティでフレッシュなため、どんなシチュエーションでも美味しく飲めるオールマイティさがウリです。
土壌の特徴を活かしたミネラルを感じる味わい。エレガントさがありスタンダードクラスとは思えないポテンシャルでサボンスタイルが貫かれています。

<シャトーヌフ デュ パプ>
バックヴィンテージのラインナップが多数ございますが、現地でテイスティングしたものをご紹介します。熟成は伝統的な大樽で、通常18ヶ月間行います。長期熟成に耐えうる潜在能力があり、本来の味わいが楽しむためには、5年以上熟成されたものがベストです!
2014 シャトーヌフ デュ パプ (品番:FC052)
葡萄はアペラシオンの北から南にかけて15か所の葡萄園からのものを使います。やわらかいアタックで熟したきれいな果実味がありヴィンテージ通り、酸とエレガントさが引き立っています。

2013 シャトーヌフ デュ パプ (品番:FB960)
グルナッシュの葡萄が難しかった年。そのため、通常はグルナッシュの比率が90%のところ、70%となっています。すごくなめらかなタンニンに、オレンジのニュアンス。骨格がありスパイシー。

2011 シャトーヌフ デュ パプ (品番:FB657)
フレッシュさと熟成による両方の要素があり、セリーヌさんもお気に入りのヴィンテージ。非常に興味深いワインでシャトーヌフのもつ独特な枯れたニュアンスの香りが苦手な方へおすすめで、若さと成熟した部分を併せ持ち、パリのミシュラン星付きレストラン「ギィ サヴォワ」で採用中。兎肉のリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル等のお料理に合わせて頂く。様々なアロマの要素が表現された、まさにサボンのスタイルを体現しているヴィンテージです。

その他、クロ デュ モン オリヴェのワイン一覧はこちら>>>
クロ デュ モン オリヴェの生産者ページはこちら>>>

営業1課 飯沼 洋一郎

2018年8月

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