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区画毎にタンクを分け、ブレンドして造るスタイルは私のポリシー。一杯でも二杯でも、 どんどん飲みたくなるようなフレッシュなシャブリ  ~ドメーヌ デュ コロンビエ~(営業1課 清髙直大)

さて、フランス視察訪問も最後となりました。最後の生産者のご紹介はシャブリ フォントネ村よりドメーヌ デュ コロンビエです。品質の高さに比べて、とてもリーズナブルな価格のシャブリを造る生産者でございます。
今回、私たちを迎えてくださったのは、4代目オーナー ギイ モットさんの3人息子の一人である、ティエリ モットさんです。主に醸造や販売を担っています。

<ヴィンテージについて>
早速、ティエリさんに状況を確認しました。
2017年ヴィンテージについては、収穫量は平均的な量ですが、2016年より30%収穫量が増えています。2017年ヴィンテージの特徴は色合いがとても若いですが、シャブリの個性が良く出ているそうです。
2018年ヴィンテージは幸いなことに5月の時点で、今のところ霜や雹害はない、とのことです。恐らく、このままいけば収穫量も十分でしょう。しかし、6~8月に起こりうる、雷の後に降る可能性はあるとのことです。
どの生産者も口を揃えて言いますが、ティエリさんも当然ながら霜、雹が降らないことを願うと話していました。ワイン誌やニュースなどにも取り上げられておりましたが、2016年ヴィンテージはシャブリにとって、やはり非常に難しく、とても苦労したヴィンテージと仰っていました。雹や霜の害は深刻で、例年収量の約60%減にまで影響が及び、収量は激減したものの、品質に特化したため、ドメーヌ デュ コロンビエのシャブリは素晴らしい仕上がりとなっているため安心してほしいとのことです。

<区画毎にタンクを分け、ブレンドして造る> 
シャブリをリリースするにあたり、シャブリの各生産者は様々なポリシーを持っています。ドメーヌ デュ コロンビエのシャブリのスタイルについて、ティエリさんより伺いました。
「区画毎にタンクを分け、ブレンドして造るスタイルは私のポリシー。シャブリの生産者には、それぞれのポリシーがありますが、決してどこも一緒ではないのです。また、毎年『同じ造り方』というものがあるわけではありませんし、計算やルールなどで決めているわけではありません。
私たちは実際に、区画毎に分かれた2017年ヴィンテージのタンクサンプルをテイスティング致しました。区画毎に個性があり、フレッシュなタンクや香りが素晴らしいタンク。骨格がしっかりとした力強いタンク、ミネラル感が強いタンクなど、面白いように個性が分かれていました。各タンクの良さを最大限に活かし、バランスをとりながらベストのブレンドを行っています。


<ティエリ モットさんにとって理想のシャブリとは?>
ティエリさんはシャブリの大切なポイントとして、「フレッシュさが最も重要だ。」とのことです。
グラス一杯、二杯…と、どんどん飲みたくなるような、楽しむためのシャブリが理想。
「私がシャブリを飲む時は、このフレッシュさを楽しむために、必ず二杯飲んでいるよ。」とにこやかに語ってくれました。


(写真上)区画ごとに分かれたステンレスタンクは温度管理が徹底されています。


(写真下)区画ごとのタンクサンプルのテイスティング。品質の高さに感激するあまり、私は思わず持っていたペンを落としてしまいました。


<日本のお客様へのメッセージ>
日頃より、ドメーヌ デュ コロンビエのシャブリを楽しんでいただいているお客様、また、まだ飲んだことのないお客様に向けてメッセージをいただきました。
ドメーヌ デュ コロンビエのシャブリは大切に育てられた自家畑の葡萄で造っています。例えるなら、工場製品ではなく、ハンドメイドとでも言いましょうか。Artisan=「熟練工」「(腕のいい)職人」のシャブリとも思っていただけると幸いです。そして、原料である「最高の素材」=「最高の葡萄」を使い、情熱を込めて、料理人のように造っています。素晴らしいクリマ、土壌、恵まれた天候のもと、何よりも最高の品種「シャルドネ」を巧みに扱い、日本の皆様へ情熱を込めて「シャブリ」をお届けしています。


<ここで、ドメーヌ デュ コロンビエのシャブリをご紹介いたします>

シャブリ (品番:F-10)
ここ数年で更に品質をあげています。ティエリさんが大事にしている「フレッシュさ」をお楽しみいただけると共に、年々厚みが増し、凝縮感が素晴らしくなっています。柑橘系のニュアンス、酸・ミネラルも豊かです。アタックは心地良く、尻上がりにボリュームが広がる印象です。丁寧に造られた、価格以上のパフォーマンスをお楽しみいただけます。

シャブリ プルミエ クリュ フルショーム (品番:FC-246)
スタンダートクラスと飲み比べると違いをお楽しみいただけると思います。
最高65年以上の高樹齢の葡萄も使用しており、しっかりとした酸とボリュームが伝わります。また、樹齢の若い葡萄とブレンドすることにより、バランスのとれた味わいとなります。スタンダードのシャブリ同様に、アタックは心地良く、徐々にボリュームが広がり、複雑味が増していきます。

シャブリ グラン クリュ ブーグロ (品番:FB-744)
タンク熟成と樽熟成をブレンドして造られます。スタンダード、プルミエ クリュも素晴らしいですが、流石、グラン クリュの味わいです。リッチでボリューミー、その中でもフレッシュさも感じるが調和している。価格面を含めても素晴らしいパフォーマンスでございます。私たちは訪問の際、2015年と2016ヴィンテージの比較テイスティングを行いました。

2015年ヴィンテージは6月~8月にかけて、天気が良く、完熟感のあるパワフルな仕上がりとなった年となりました。
ティエリさん曰く、ムルソーにも似たリッチなニュアンスと力強いニュアンスを兼ね備えているとのこと。早くグラン クリュを味わいたい、楽しみたい方におすすめです。

2016年ヴィンテージは、天候に苦労した年でありましたが、フレッシュな味わいがシャブリを代表する味わいだと思っているし、個人的には2016年ヴィンテージが好きかな。とティエリさんは仰っていました。2016年ヴィンテージも早いうちからお楽しみいただけると思います。

現在、当社では僅かではありますが、2014年ヴィンテージをストックしております。徐々に在庫も少なくなっております。2014年ヴィンテージを飲む機会も限られてくると思います。お店で見かけましたら、是非お買い求めください。その後は2015年ヴィンテージをご案内となります。2016年ヴィンテージのご案内までこちらをお楽しみください。

ドメーヌ デュ コロンビエは「区画毎に管理し、ブレンドするスタイル」。先日ご紹介いたしました、マコンの「ドメーヌ ラ スフランティ―ズ」も区画毎にブレンドし、調和を生み出すスタイルでしたが、やはり苦労や困難も伴うだろうと思います。しかし、他の生産者がどうあれ、決して妥協をせずポリシーを貫き通す姿にプロフェッショナルを感じました。ドメーヌ デュ コロンビエは、ただのリーズナブルな価格のシャブリではなく、区画毎にブレンドすることでベストな品質のシャブリを造っている点が強みであることを再認識いたしました。ブレンドすることにより、どのようなヴィンテージでも最良のものをリリースする。いつも美味しく、安定した品質を保つことは、そう簡単ではありません。

このブログの中に記載した「日本のお客様へのメッセージ」は、「難しいな」と言いつつも、いただいた言葉でした。ティエリさんの思いと「一杯でも二杯でも、どんどん飲みたくなるようなフレッシュなシャブリの味わい」をより一層、お伝えしていきたいと思います。

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営業1課 清髙 直大

2018年12月

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