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~こだわりの地、モーゼルの魅力とリースリングの奥深さ~ シュロス・リーザー & フリッツ・ハーク (営業3課 辰見 正史)

今回は、ドイツのモーゼルを代表するトップ生産者のシュロス リーザー、フリッツ ハークをご紹介いたします。
どちらの生産者もドイツの評価ガイドで5つ星のトップ評価を取っている生産者です。そんなトップ生産者のところへ訪問できること、また畑の見学も一緒にできるということで、私自身非常に楽しみにしていました。
シュロス リーザーのトーマス ハークさん、フリッツ・ハークのオリバー ハークさん、このお二人兄弟というのを皆さんご存知でしょうか?

それぞれ別のワイナリーでドイツのトップに君臨するお二人からは貴重なお話を伺えました。
その内容をお伝え致します。

まずは、シュロス・リーザーのご紹介です。
シュロス・リーザーは、モーゼル中流域の銘醸畑、ブルゴーニュのグランクリュに匹敵する畑を8つ所有しています。
①ヴェレナー ゾンネンウーア、
②グラーハー ヒンメルライヒ、
③ベルンカステラードクトール、
④リーザーニーターベルクヘルデン、
⑤ブラウネベルガー ユッファー、
⑥ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウーア、
⑦ケステナー パウリンスホフベルク、
⑧ピースポーター ゴールドトロップヒェン

この全ての畑のそれぞれの特徴を表現するために、糖度、酸度を同じ状態で造り上げたカビネットでテイスティングさせていただきました。
なぜ、カビネットなのか。トーマスさん曰く、「現在ドイツワイン全体でおすすめはカビネット。品質に対して価格のバランスが取れている。」とおっしゃっていました。近年の温暖化の影響もあり、バランスのとれた糖度のカビネットクラスのブドウを収穫することが難しいと言われています。ですから、先ほどのトーマスさんの言葉から推測するに、「各ワイナリーの実力を知る上でも、最も面白いのがこのカビネットクラスのワイン」ということではないでしょうか。ますます興味深いテイスティングになります。


テイスティングに出していただいたのは、先に記載した①、②、④、⑤、⑧の畑違いとシュロス リーザー リースリング カビネットの6種類でした。大変驚いたのはその細かな味わいの違いでした。同じリースリング、同じモーゼルでありながら、また隣の村の畑であっても全くその特徴は異なるのです!それぞれの畑は、それぞれ土壌が違い、それぞれキャラクターが異なる中で、その特徴全てを表現できるのは地道な畑仕事とワインづくりへの情熱だと改めて感じることができました。この興味深い違いを的確に造り上げるのもトーマスさんの手腕によるものです。


続いてフリッツ ハークのご紹介です。フリッツ ハークは、1605年から歴史のあるブラウネベルクのスペシャリストで、この地でドイツトップの生産者へと昇りつめたモーゼル屈指のワイナリーです。その現オーナーが、オリバー ハークさんです。畑では冗談を交えながら、日々の作業についても語っていただき、大変明るい性格の方だと印象を持ちました。ところが、テイスティングでのワインの話になると一変、その表情は真剣そのもの。兄弟揃っての職人気質な部分が見える大変貴重な時間でした。


私は今回、他のワイナリーや海外でのワイン造りの経験があるオリバーさんが、「なぜ兄のトーマスさんとは違い、このフリッツ ハークを受け継ぐことに決めたのか。」というのを聞いてみたいと思い伺ってみました。
オリバーさんからは、「小さな家族で営む小さなワイナリーだからこそ、生まれた時からここを継ぐと決めていた。」という言葉と「この地でしかできない品質を追求したワイナリー目指していきたい!」と語っていただきました。こだわりの土地で、こだわりのワインを造り上げる熱い思いをしっかりと感じられました。
さらに、今回の訪問で特に楽しみにしていたのが、シュロス リーザー、フリッツ ハークが共通して所有しているブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウーアの畑の訪問です。

シュロス リーザーのワイナリーから畑へ向かう途中、車窓の下を見えるとそこは崖!
この日は快晴で日当たりの良さが実感でき、好条件の畑であることがわかります。が、、、畑があるのは崖もしくは急こう配の山肌です!現在は区画整理がなされており、作業効率が考えられていますが、夏場の熱い時期には作業もままならないほどの厳しい条件になると伺いました。それを聞いて、「こんなところでよく畑を作ったな…」と思ってしまう驚きの畑でした。他の地域では類を見ない、また他のモーゼルの畑と比べても比べ物にならない光景が強烈な印象です。この畑でしかできない味わい、この土地にこだわる理由が納得できる畑です。想像をはるかに超える畑の景色は、一生忘れられないものになりました。
この魅力あふれるモーゼルの地で、両者のワインが今後も素晴らしいワインになることを確信できる訪問になりました。

ぜひドイツトップの生産者二社が誇るワインを畑違い、同じ畑で飲み比べてみてください。ドイツワインの魅力に引き込まれるワインばかりです。

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営業3課 辰見 正史

2019年8月

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