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今やソアーヴェ クラッシコのみならず、ヴァルポリチェッラでも重要生産者になり、進化を続ける“カ ルガーテ”(営業3課 星野 諒)

今回は、今年のイタリア現地視察でお会いした、カ ルガーテをご紹介いたします。

当社との取引も20年以上で、ソアーヴェの印象を変えてしまうほどの高品質な白ワインは、多くの方がご存知かと思いますが、実は赤ワインでもその実力を認められ、今ではまさにソアーヴェとヴァルポリチェッラの重要生産者となった彼ら。今回はそんな彼らの最新情報をお届けいたします。

<カ ルガーテの軌跡>
カ ルガーテは500年以上続く、歴史ある農家の家系です。父から子へと代々受け継がれる土地を大切にしてきました。本格的にワイン造りを始めたのは、現当主のミケーレさんの曽祖父であるアメデオさんから仕事を引き継いだ祖父フルヴィオさんでした。

フルヴィオさんの時代
フルヴィオさんは、1940年代にモンテ フィオレンティーネの畑を6ha購入し、植樹、そこからワイン造りを始めました。初めは瓶詰を行わず、オステリア等に量り売りを行い、やがてカ ルガーテの前身となる、「アジエンダ アグリコーラ テサリ フルヴィオ(Azienda Agricola Tessari Fluvio)」を設立し、瓶詰を行うようになりました。


アメデオさんの時代
アメデオさん(写真左)の時代になると、品質向上に向けて様々な投資を行いました。またカンティーナの名前を現在の「カ ルガーテ」変更しました。というのも、「テサリ(Tessari)」という名字はヴェローナ地区ではあまりにもありふれた名前でした。そこで、“Ca‘(Casa)”=家、Rugateは私たちの原点である家が建っている(丘)広陵地帯を示します。つまりCa’ Rugate=「ルガーテの家」というように命名しました。

ミケーレさんの時代
そして、現当主であるミケーレさん(写真右)の時代になると、ソアーヴェ クラッシコの代表生産者としての白ワインだけでなく、ヴァルポリチェッラの重要な生産者を目指すべく赤ワインの生産を始めます。そしてついに「ガンベロ ロッソ 2017」にて、アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ プンタ トロッティ 2012 がトレ ビッキェリを獲得することができたのです。ソアーヴェの生産者が赤ワインでトレ ビッキェリを獲得したことは前例がなく、またカ ルガーテとしてはなんと6アイテム目になる、素晴らしい快挙となりました。

<2018ヴィンテージの作柄>
収穫時期に雨がなく、普段のヴィンテージよりも暑かった(温暖化の影響も大きいとのこと)が、大変満足のいくヴィンテージとなりました。また2017年と比べると、より2018年は “アロマティックなヴィンテージ”で、ソアーヴェだけでなく、ヴァルポリチェッラにとっても大変良いヴィンテージとのことです。


<ボトル、ラベルのイメージ一新>
世界的に賞を受賞するイラストレーターに、ラベルデザインを依頼しました。完成まで2年間の時間を要し、試行錯誤を繰り替えし、やっと出来上がったNEWラベルです。
ボトルにはカ ルガーテのロゴ刻印「CR」が入り、またラベルには立体的な手触りがあり、非常にデザイン性にもこだわっています。「このラベルから上質なワインであることがよく分かってもらえるラベルに仕上がった。今日のカ ルガーテを象徴するものになっている。」とミケーレさんは語ってくれました。


<ヴィンテージによって変わるバレリーナのドレス>
ステュディオ ビアンコ ヴェネト(商品CD:I606)はラベルに描かれているバレリーナのドレスが毎年変わっているのを皆様はご存じでしたでしょうか?ちなみに過去のものを見てみると、写真左から、2013VTは水色、2015VTは緑と黄色のタータンチェック、2016VTは赤い水玉模様となっています。そして今年の現地視察で試した2017VTは、蜂の巣を思わせるようなデザインとなっています。これは、現在はここの畑をオーガニックに転換中で、その畑にミツバチが養蜂されていて、オーガニックを表現したミツバチのイメージでデザインされました。ちなみにこのデザインは、スタッフのフェデリーカさん(写真)が考えたとのことです。
ワインの品質はもちろんの事ながら、こういったところでも楽しめます。
(2019年7月現在は2016年VTを販売中)


<ソアーヴェ クラッシコだけではない、カ ルガーテのおすすめワイン>
ステュディオ ビアンコ ヴェネト (商品CD:I606)
トレッビアーノの可能性を「追求」した驚くべき深みがある白ワイン。
古い樹齢のトレビアーノ主体に造られており、50%ステンレスタンク、50%はロマネ コンティと同じ樽会社フランソワ フレールの2〜3年樽(680L)を使用して発酵・熟成させています。フレッシュですが、樽のリッチでエレガントなニュアンスがあり、非常にバランスが良いワインです。

フルヴィオ ベオ スプマンテ (商品CD:I574)
ガルガネガを瓶内二次発酵で造る、珍しいスプマンテです。フレッシュ&フルーティで、クリーミーなコクがあり、その華やかな香りはシャンパーニュ顔負けの品質。
「グラスは、フルート型ではなく、バルーン型の大き目なグラスで」とミケーレさんも薦める高品質のスパークリングワイン。

ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ (商品CD:I578)
アマローネの搾りかすと共に1週間程、再度発酵させる“リパッソ”という伝統的な手法を用いて造られます。非常にエレガントでしなやかなのですが、力強さも併せ持っており、素晴らしいバランスの赤ワインです。
( 2017VTより新ラベルでキュヴェ名が入ります。「CAMPO BASRIGLIA」)

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ プンタ トロッティ (商品CD:I397)
カ ルガーテの赤ワインの品質の高さを世間に知らしめたワイン。他の生産者と比べてもとにかくエレガントさがこのワインにはあり、もちろんアマローネらしい力強さとなめらかな質感で、しっかりとした旨味を感じることができます。
(2015VTより新ラベルでキュヴェ名変更 「Punta Tlotti」⇒「Punta 470」

私が入社して当初に、それまで自分が持っていた、イタリアの白ワインでも代表的なソアーヴェのイメージを180度変えられたカ ルガーテのソアーヴェ。ヴィニタリーでの訪問で、ミケーレさんにお会いできるのはとても楽しみにしておりました。色々なお話を伺いましたが、ボトルやラベルの一新は、伝統を守りつつも常にチャレンジを続けてきた “現在のカ ルガーテ“を象徴するものになっており、今までご愛顧いただいいている方々にも、そしてこれからカ ルガーテを知る方にとっても、彼らのこだわりを十分に感じていただけると思います。

また、ヴィニタリー最終日の夕食時に、カ ルガーテのワインを堪能させていただいたのですが、どれも食事に寄り添えるエレガントさを持ちながらも、そのワインとしての個性はしっかりと楽しめるものばかりで、その食事をワンランク上の体験にさせてくれると感じました。

全てのワインにエレガントさを追求し、赤・白共にエリアを代表する生産者となり、これからもさらなる活躍から目が離せない“カ ルガーテ”のワインを、是非お楽しみいただければと思います。

営業3課 星野 諒

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2019年11月

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