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ジロンド河の恩恵を受けるワイン造り。ロングセラーアイテムの魅力を再発見。(営業1課 鈴木歩美)

ボルドー中心街から北に約45km、ジロンド河の右岸に位置するプラサックでワイン造りを行うシャトー モンデジール ガザン。弊社とは25年以上の長いお付き合いをしていただいています。オーナーであり醸造家のマルク パスケさん(写真左)は以前パリでフリーのカメラマンをしていたところ、ワイン生産者に転身という異例の経歴の持ち主です。カタログなどを読んでいただき、既に彼らをよくご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、最新情報も含め、彼らのワイン造りを改めてご紹介いたします。

さて、2019年5月に現地を訪問してまいりました。現地を訪問する際は毎回のことなのですが、今回もマルク パスケさん、彼の奥様のローレンスさん(写真右)がお二人で畑訪問からテイスティングまで、ご対応いただきました。いつも変わらぬ笑顔で私どもを歓迎してくださる、暖かいお二人です。

<2019年の生育状況~ジロンド河の恩恵~>
さて毎年の現地訪問で気になるのは葡萄の生育状況です。訪問時期の5月は、葡萄の開花目前とまだ結実すらしていない段階なのですが、ヴィンテージごとの葡萄の生育状況をリアルタイムで目にできることは、現地訪問の特権です。
2019年はというと、5月になんとコート ド ブール全体で1,000haの大規模な霜害があったそうです。しかし、シャトー モンデジール ガザンでは驚くことにその被害を免れることができました。その要因となったのが、畑の近くを流れるジロンド河です。広いところで川幅が数kmに及ぶジロンド河には風が吹き抜け、その風によって霜害の原因となる葡萄の葉についた水分を吹き飛ばしてくれるのだそうです。

こちらの写真はシャトー モンデジール ガザンが所有する畑の一例です。赤く囲われている部分が所有するセミヨンの畑で、写真は畑の裏手にある高台から撮影しました。写真の奥にはジロンド河が広がっており、いかに畑と川の距離が近いかがお分かりいただけるかと思います。
今回のように、コート ド ブールと一言に言っても、僅かなエリアの違いによってミクロクリマが存在するため、一概にヴィンテージの良し悪しを判断することができないことを思い知らされます。また、こうした生産者ごとの細かい情報を皆様に知らせる事も私たちインポーターの仕事の一つです。

<葡萄に寄り添った栽培・ワイン造り>
数多い弊社のラインナップの中、20年来のロングセラーであることからも、シャトー モンデジール ガザンの品質の高さを感じていただいていただけるのではないでしょうか。その品質の高さもさることながら、シャトー モンデジール ガザンでは葡萄栽培の段階でも、「エコセール」や「ABマーク」、「ユーロリーフ」のオーガニック栽培の認証を取得するなどこだわりをもって取り組んでいます。今回の訪問でも彼らの葡萄栽培へのこだわり、哲学を感じさせる一幕がありましたのでご紹介いたします。

「私がマルベックを選んだのではなく、土壌がマルベックを選んだのさ。」
これは今回視察に伺った私たち営業チームが、「なぜボルドーの土地で、マルベック造りにこだわっているのですか?」と質問した時のマルクさんの答えです。シャトー モンデジール ガザンのラインナップ中、シャトーモンデ ジール(メルロ100%)を除いて、マルベックがブレンドされている為です。てっきり、「マルベックの味わいが好きで・・・」なんていう答えを想像していた私にとって意表を突かれる回答でした。マルクさんが自分の造っているマルベックに魅せられていることには違いはありませんが、答えはもっと根本的なところにありました。それは葡萄と土壌との相性がよいという事。マルクさんはシャトー付近に数か所の点在する畑を所有していますが、それらが持つ粘土石灰質の土壌とマルベックの相性が非常に良いと考えているそうです。

また理由はそれだけではありませんでした。近年世界中で地球温暖化が進んでいますが、ワイン生産地としてのボルドーも例外ではありません。そんな中、気温が高い年でも酸をキープしてくれるマルベックは、止めることのできない温暖化に対する解決策でもあるのです。こういった、良い意味で「葡萄ファースト」ともいえる葡萄栽培に加え、将来も見据えたワイン造りをしているマルクさん。彼の話を聞いていると、オーガニック栽培も、葡萄を大切にケアし、良い葡萄、良いワインを作りたいという彼の想いの結果だという事が伝わります。


<待望の白ワインの入荷がきまりました!>
実は数年前より、白ワインプロジェクトが始まっていることをマルクさんより伺っていました。そして今回の訪問の際、ようやく完成したという白ワインをテイスティングすることができました!今回入荷が決まった2018年ヴィンテージはセミヨン55%、ソーヴィニヨン ブラン45%のブレンド。熟成にはフレンチオークの樽を使用しています。味わいは、酸、果実のバランスが素晴らしく、とてもエレガントで心地よい樽のニュアンスをお楽しみいただけます。入荷の日程に関してはまだ未定ですが、決まり次第、当ホームページ上でも各商品ページにてのご案内となるかと思いますので、ぜひご注目ください。


マルクさんご本人も彼のワイン造りにおいて「大切なのは果実味があること」仰っているように、シャトー モンデジール ガザンのワインはマルクさんが手塩にかけて育てた葡萄本来のおいしさが表現されており、果実味をたっぷりと味わっていただけます。今一度、ぜひモンデジール ガザンのワインにご注目ください!

・シャトー モンデジール(商品CD:FB-172) メルロ100%
・シャトー モンデジール ガザン(商品CD:FB697) メルロ80%、マルベック20%
・シャトー モンデジール ガザン ブライ(商品CD:FB-593) メルロ65%、マルベック35%
・オー モンデジール(商品CD:FC-204) メルロ90%、マルベック10%
・シャトー モンデジール ガザン バルドン(商品CD:FC-111) マルベック100%

営業1課 鈴木 歩美

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