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「販売のプロ×醸造のプロ」が織りなす、格付けに捉われないワイン造り シャトー ヴェルモン(営業2課 山田航)

皆さま当社のボルドーワインといえば、どの生産者を思い浮かぶでしょうか。営業に回っていると、ふとこんなフレーズを耳にすることがあります。「稲葉さんはボルドー持ってないよね。」「格付けシャトーないですよね。」…などなど。確かに煌びやかな格付けシャトーなどはありませんが、例えるとするとそれらのワインは、すぐに市場でも見つけられ、誰もが手に入れるチャンスがあるワインと考えます。当社でのボルドーワインのジャンルは、他を圧倒するコストパフォーマンスを皆様にお伝えし続けていきたいと考えており、一軒一軒の農夫(ヴィニュロン)によって造りだされる逸品を探し続けています。そんな魅力的なワインを求め、2年前より取引が開始となったのが、今回ご紹介するシャトー ヴェルモン(以下ヴェルモン)です。

●広大なアントル・ドゥ・メールの限られたエリア
所在地は、ボルドーの2つのガロンヌ、ジロンド河の中州に位置する「アントル・ドゥ・メール」の、タルゴン村に位置しています。2つの大河に挟まれた広大なエリアであり、ボルドーブランの一大産地でもあります。このエリアで作られた白ワインの多くは、ACボルドーブランや、アントル・ドゥ・メールといった名前でリリースされますが、赤ワインの場合ACボルドーや、ACボルドー シュペリウールとしてリリースされることが多いエリアでもあります。

●シャトー ヴェルモンの歴史
現在ヴェルモンを所有するラバ家。ダヴィドさんの奥様であるエリザベートさんの家系であり、彼女で4代目にあたります。ヴェルモンの歴史は古く、1874年にエドゥアール・フェレ氏が行ったグラン・クリュ・クラッセ以外の格付け(写真左上)の中にも、その当時から名前が挙がるシャトーであったそうです。1900年代は彼女の父の世代はバルク売りがメインでありましたが、エリザベートさんの世代となり、新たな技術などを導入し、高品質なワイン造りへと転換しました。敷地の中に残るシャトー(城)は、この土地で長い歴史を歩んできた象徴でもあると感じた場面でした。


●そもそもボルドー シュペリュールってなに?
ヴェルモンが造る赤ワインは、全てACボルドー シュペリウールに認められています。そもそもどういった違いがあるの?と思われがちですが、品種はACボルドーとすべて同じ(カベルネ ソーヴィニヨンとメルロ、ときにカベルネ フラン、マルベック、プティ ヴェルドを調合)ですが、より限定された樹齢の高いぶどう樹から収穫されたものや、最低9か月以上の熟成をさせなければならない規定があります。広大でいくつもの生産者が連なる等級ですが、ヴェルモンの品質には評判が高く、シュペリウールの中でも度々優良な生産者と評価されているそうです。※同じレベルの評価を受ける群には、シャトー レイニャック、シャトー モンペラなどだそうですが、それらと価格面で比較しても、ヴェルモンのコストパフォーマンスの高さに驚かされます。


●畑について
広大な敷地内に、葡萄畑が38ha(なんと東京ドーム8個分)広がっています。丘陵地の標高が高いエリア(粘土に砂が混ざる)に赤ワイン用(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド)、そこから少し低いエリア(石灰岩と石がメイン)に白ワイン用の葡萄(ソーヴィニヨン ブラン、セミヨン、ソーヴィニヨン グリ)が植えられています。
赤ワイン用の葡萄樹は垣根仕立てですが、通常よりも高く仕立てを行っており、これによってより光合成を促すことができるとのことです。


●醸造の特徴
ヴェルモンでは、醸造に入る前の選別にとても力を入れています。収穫時に一次選別を行える機械にて一気に収穫したのち、セラーに運んでから最新式の選別機(上写真左)にて二次選別を行っています。少しでも健全でない葡萄が入ることでバランスが崩れてしまうことから、そのリスクを無くすべくグラン・クリュ・クラッセのシャトーが保有するような高性能なものを採用しています。
そして選別が終了したのちに、発酵段階へと移ります。
以下発酵の流れ。

・赤ワイン・・・すべて温度コントロールができるタンク。フィルターは軽く施すのみ。その後タンクと樽に分け00る。

・白ワイン・・・低温浸透(コールドマセラシオン)を5℃で行う。その後空気圧プレスでゆっくりとプレスし、クリーンなジュースをタンクと樽に振り分ける。アルコール発酵も低温(12℃)で行う。こうすることで、品種のアロマをキレイに引き出すことができる。

発酵が終了したのち、一部のワインは樽に移されますが、ヴェルモンでは通常のバリック(225L)ではなく、400Lの少し大きな樽を採用しています。これは2013年からコンサルタントして招いている、クロード・グロ氏からのアドバイスによるものであり、ヴェルモンが求めるスタイルである、「バランスに富んで、飲みすすみやすく、樽香を強くかけすぎない」ことを目的にしています。

●白ワイン銘醸地のボルドーブランと、"グラン・ヴァン"を彷彿とさせるボルドールージュ
歴史的な背景もありながら、革新的な技術導入などを行ってきたヴェルモンでは、現在5種類のワインを輸入しております。取り扱いがはじまって3年ほど経ちますが、お恥ずかしながらまだまだ知られていないワインの一つでありました。ただ、コストパフォーマンスを考えると、下手なACボルドーをはるかに凌ぐパフォーマンスを放つワインです。一言セールスポイントまとめましたので、味わいの検討材料の一つにしていただけましたら幸いです。さらに!2019年2月に発効された、欧州産ワイン関税撤廃(EPA)により、ヴェルモンのワインも値下げすることができました。この恩恵は、秋口からの繁忙期にとっても活性剤になること間違いなしです!


★アントル・ドゥ・メールの白ワインの品質の高さを知り、ヴェルモンの力を知る一本。
・シャトー ヴェルモン ブラン プレスティージュ(商品CD:FC-126)
 新価格1,800(税別) 旧希望小売価格1,900(税別)

★400Lの樽を発酵段階から使用した特別なキュヴェ。まるでペサック・レオニャンの白ワインを彷彿。
・シャトー ヴェルモン ブラン ラ グラン キュヴェ (商品CD:FC-127)
 新価格2,600(税別) 旧希望小売価格2,800(税別)

★ヴェルモンの赤ワイン入門編。低価格にありがちな青さでなく、親しみやすい果実味が特徴。
・レ オー ド ヴェルモン ルージュ (商品CD:FC-123)  希望小売価格1,600(税別)

★ビストロ、バルでも大人気のミドルクラス!ボルドービックヴィンテージ2016年は希少な一本です!
・シャトー ヴェルモン ルージュ プレスティージュ (商品CD:FC-124) 
 新価格1,900(税別) 旧希望小売価格2,000(税別)

★プロ×プロが織りなす究極のハーモニー。彼らの情熱が詰まった最上キュヴェ!
・シャトー ヴェルモン ルージュ ラ グラン キュヴェ (商品CD:FC-125) 
 新価格2,400(税別) 旧希望小売価格2,600(税別)

今回の初めての生産者訪問となり、彼らのシャトーをより深掘りするための時間となりました。ボルドー シュペリウールであることは、むしろ格付けワインよりも自由な発想が施すことができる、唯一無二の存在であるのではないかと感じました。また「ボルドーワインを知り尽くしたプロ」×「世界中でヒットワインを生み出すプロ」のコラボレーションは、今飲み手が減っている市場の中でも、彼らのワインを選択するきっかけとなる貴重な売り文句であるとも感じました。また、飲み頃を待つのではなく、開けてすぐに楽しむことができるという強みも持ち合わせています。真夏のシーズンには爽やかなヴェルモン・ブランで喉の渇きを潤し、食欲の秋からは彼らの芳醇な赤ワインとトップキュヴェの白ワインが、普段の食事に新たなアクセントを生み出してくれること間違いなしです!

営業2課 山田 航


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2019年2月

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