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2009年10月 8日 16:52 Category 稲葉通信
久しぶりに実りの秋のモーゼルを回りました。我々のドイツワインの故郷です・・・。例年より寒かった9月も、中旬から温度が上がり晴天続きの毎日。既に甘くなっている葡萄もどんどん凝縮されています。生産者たちは既に伸びすぎた葉を整え、葡萄に風や太陽が十分に当たるようにしています。
現段階では最高の実り。2009年はこれまたすごい年になりそう・・・と生産者は大きな期待を持っています。後は10月上旬からの収穫を待つのみ。この間、大雨が降らないことだけを祈るばかりです・・・。
何事もなければ、はじめにカビネットクラスを収穫、数日から1週間の後、更に上のクラスの葡萄を収穫。この間、枝に付いている葡萄の房が減るため、残った葡萄は加速度的に凝縮度が高まります。そして、11月上旬にはおおよその収穫が終了、後は貴腐ワインやアイスワインは各生産者の賭けでしょう。
既に建設が決まったアイフェル(写真:右側のユルツィッヒ村の奥、葡萄畑になっていない土の部分)からフンスリュック(写真:モーゼル河左岸奥)の高速道路建設に関しては、その景観やワイン造りへの影響を懸念して、大きな反対運動がありました。しかし残念ながらこの高架橋の建設は決行されることになりました。風の流れや気温などの細かなテロワールの変化が及ぼす葡萄への影響は、今後経過を見ながら検証することになります。ただ、この写真のアングルで見られる景色に、今後巨大な高架橋が写ってしますのは避けられない事実となってしまいました。小さな村が点在し、河川工事のないこのモーゼル河畔の景観には、どこか癒しの効果があったのですが・・・。
ユルツィヒ村といえば、もちろんカールエルベス。弊社とはもう20年以上の取引になります。訪問した9月18日の翌日、ワインアドヴォケイトのドイツ担当者の試飲訪問を受けると語っていたシュテファン。ますます彼の仕事と成果はグレートアップしています。彼が造りだすファインヘルプ(中辛口)やトロッケンは、モーゼルらしさを失わず、酸にも尖りがなく、目を見張る品質です!!ぜひ一度お試しあれ。株式会社稲葉
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