INABA WINE BLOG

ワインに関する情報をタイムリーにお届けします

2010年1月15日 08:45 Category 稲葉通信

サンタ・デュック後編です。

今回知った新な情報のひとつが、有機栽培などの認証表示についての、サンタ・デュックの方針です。このワインは、弊社では取り扱いがないのですが、2006 セギュレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ(SEGURET V.V.)という、サンタ・デュックが醸造する銘柄のひとつです。

morimoto買い付け画像 1628.jpg 写真でお分かりいただけるように、「AB(アグリカルチャー・ビオロジック)」という認証を得ています。

AB:無農薬有機栽培で育てた植物を用いており、栽培から商品加工に至るすべての行程で添加物などを含まないことを、フランス政府管轄下にある有機農産物認定団体 ECOCERT が認定した商品に与えられる「認定マーク」

ドメーヌ・サンタ・デュックのどのワインも同じように造っているため、申請すればすべてのワインでABの認証を得ることが可能です。ただし一度認証されると、どんなに天候が悪くこのままでは葡萄が全滅してしまうという状況下でも、規定以外の処置が出来ず、その一年はまったくワインを造ることが出来なくなるという危険もはらんでいます。
AB取得可能な環境でワインを造っているということを知ってもらうために、セギュレを一例として認証を得たそうです。

話も盛り上がっている最中、フランス人の二人組が同席することになりました。イヴ・グラの紹介で二人もワインを扱う業界の方達と判りました。ドメーヌ・ド・フォンドレシュのところでも聞いた話ですが、最近の経済不況でボルドーのワインが売れず、今までボルドーなどの高額なワインを中心として扱っていた業者が、コストパフォーマンスの高い優良生産者との取引を望んで、どんどん南に足を運んでいるそうで、この二人も同じような理由で訪問されたそうです。パリも不景気で、南のワインがよく売れるているとのことです。

ドメーヌのレポートはここまで。以下、余談です。

0331.jpg 実は今回、フランス訪問の前に立ち寄ったドイツ・モーゼル地域のワイングート・ヴィリ・シェーファーで、たまたまサンタ・デュックの話になり、彼がサンタ・デュックのワインをよく飲むことを知ったのです。そこで思いついたのがシェーファーのワインをイヴ・グラにプレゼントするというサプライズです。

ワイングート・ヴィリ・シェーファー
シェーファー.jpg 一年を通して、一本一本の樹の状態を常時把握し、一滴一滴のワインを宝石のように大切に扱い、どのように葡萄が深みのある状態で熟成していくかをとても大事にするシェーファーにとって、サンタ・デュックの造るジゴンダス・オート・ギャリーグは、ただ表面上完熟しただけではない、葡萄自体に深みを感じる、尊敬できるワインとのことでした。国を超えた、第一線で活躍するプロ同士の高い次元のつながりに、ただただ感銘を受けるばかりでした。

レストランにて.jpg随分長いこと話をしていたため、すっかり日も暮れて、イヴ・グラと食事に行くことになりました。彼は一つ星レストランのシェフと「BISTRO du'O」というレストランを共同経営しているので、てっきりそこに行くのかと思いきや、着いたのはジゴンダスからすこし離れたロエックス(ROIAX)という場所にある、「LE GRAND PRE」というレストラン。彼のレストランに行けなかったことは残念でしたが、料理もおいしく、細部にこだわりのある、雰囲気のよいレストランでした。

morimoto買い付け画像 1650.jpg この巨大なグラス、なんだか分かります??

morimoto買い付け画像 1664.jpg なんと、デキャンタです!
もし、ローヌに行かれるという方がいましたら、おもしろグッズと少しクセのある個性的なスタッフとの楽しい時間が待っているのでおすすめです!!

ドメーヌ サンタ デュックのワイン一覧

営業4課 森本展弘

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