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2009年11月 4日 15:24 Category 稲葉通信
バロンチーニの所有する6つのカンティーナの畑を2日間に渡って訪問し、最後にオーナーの自宅に招待されました。
トスカーナでは「アグリツーリズモ」(アグリカルチャー(農業)+ツーリズモ(観光)の造語で、簡単に言うと"農家ステイ")が有名です。
その土地ならではの野菜や果物、自家製のワインなどに舌鼓を打ち、収穫やワイン造りを体験することの出来る施設もあります。
バロンチーニの自宅の隣にもアグツーリズモがあります。
バロンチーニのオーナー・ステファーノの自宅からの風景です。
目の前が葡萄畑で、遠くに見えるのはサン ジミニャーノの町です。(車で約15分の距離です。)
「このロケーションで毎日仕事が出来ることが、私たちの活力の源だ。」と語っていました。
まさにスローライフ、スローフードという言葉にぴったりの場所です。
(右・オーナーのステファーノ。左・トスカーナの土地を知り尽くしているエノロゴのニコラ)
テイスティングをしている間に、ステファーノが昼食の準備をし始めました。
「今日は美味しい食材が手に入らなかったよ」と謙遜されながらも、300グラムはあるステーキ(もちろん1人1枚です。)、他には自家製のパスタ、サラダなど、見た目通りの男気のある料理と彼のワインで昼食を頂きました。手早さも味もレストランシェフでも成功する腕前でした。
食事後の商談です。「他のワイナリーのように5~6種類ワインだけを造ってその個々の個性を出すのは意外と簡単。でも、40種類ものワインの個々の個性を大切にしながら、安定した品質で価格以上のレベルに造り続けるのは、並大抵の苦労ではない。でも、何よりもトスカーナという土地の個性はここにしかないのだから、トスカーナの土着品種・サンジョヴェーゼにこだわって、その個性を表現しようと努力している。バロンチーニ社の歴史はとても古く、代々引き継がれてきた伝統と個性を尊重し受け継いでいきたい。」とステファーノは熱く語ってくれました。
ステファーノの人柄と個性溢れるワインに心惹かれます。
彼の人生観は?と聞くと 「人々が食べたり飲んだりすることを愛する感情は、個々の人生にとても大切な事です。そのような感情で飲食すると、身体の中には化学では証明できないとてもよい作用が生じるのです。だから私の人生観は、"To drink the wine is to enjoy the life (ワインを飲むことは人生を楽しむこと)"なのです 。」
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