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2009年10月19日 14:23 Category 稲葉通信
今年5月中旬、スペイン第二の都市バルセロナから南西へ約130km、車で高速道路を利用して約2時間のところにあるワイン産地プリオラートに、アルデボル家を訪問してきました。銘醸地プリオラートでも高いレベルのワインを産することで有名なPorrera(ポレラ)村に、アルデボル家のセラーはあります。ポレラ村の人口は450人程で、周りは山に囲まれており、自然が豊かで30分もあれば村全体を見て回ることが出来る位本当に小さな村です。
急斜面に波状に広がる畑が、プリオラートの特徴です。まるでドイツのモーゼルの葡萄畑を思わせるような傾斜で、畑へは歩いていかなければ上れません。頂上にたどり着く頃にはもうへとへとでした。険しい斜面とは聞いていたのですが、これほどまでの傾斜とは・・・想像以上でした。こんな厳しい環境でワイン造りをしていることに驚きを隠せませんでした!!
そしてもうひとつ見逃せない特徴は、土壌に "llicorella(リコレーリャ)" と呼ばれるミネラル分が豊富な粘板岩が多く含まれていることです。灰色や茶色の岩盤がむき出しになっています。この粘板岩の土壌は水はけがよく、葡萄の根はわずかな水分と養分を求め、岩盤の間を縫うように深く伸びていきます。粘板岩というと当社とも馴染みの深いドイツ モーゼルにも見られますが、プリオラートの粘板岩はモーゼルのものと比べると割れやすいそうです。これはプリオラート(地中海性気候)とモーゼル(内陸性気候)の違いによるとのことです。
訪問の記念にカリニェナ(カリニャン)の植林をしました。生産者からの粋なサプライズです。そしてここに当社とアルデボル家の新たな絆が生まれました。(順調に根もはってきたそうです。)近い将来、この葡萄樹からすばらしいワインが造られるのがとても楽しみです。
自分が生まれ育ったポレラ村が大好きというジョゼップ アルデボル。当初、ここでワイン造りをすることに家族全員が反対したそうです。彼の最上キュベ "テッラ ドーム" とは「その人の場所」という意味。Terra(テッラ)=土地、場所、 d'Hom(オム)=人、つまり "ポレラのワイン"、"自分自身のワイン" を意味します。彼の造り出すワインには、まさに彼の人柄そのものが表現されています。ぜひ一度お試しください。株式会社稲葉
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