生産者情報 ―producer―

シュロス リーザー

  • ドイツ
  • モーゼル

名実共にドイツ最高峰の生産者

「フリッツ ハーク家の長男がワイン造り」  モーゼルで最も洗練されたワイン生産者、フリッツ ハーク家の長男トーマス ハークは、ガイゼンハイムのワイン大学を卒業後、シュロス リーザーの経営を任されました。彼が手がけた初めての’92VTのワインは、シュロス リーザーのかつての知名度を再び表舞台へと呼び戻すきっかけとなりました。「昔から続く、この地域のクラシックスタイル、つまりテロワール、軽やかさ、心地良い酸、柔らかい果実味を保ちたい」とトーマスは話しています。
「オークションでも注目」  2008年のオークションで最も評価された生産者が、シュロス リーザーでした。金額などはエゴン  ミュラーなどの方が高額ですが、価格のアップ率やヴィンテージの特徴を引き出した生産者としての評価です。不況の影響で、財布の紐が非常に硬いオークションだったので、本当に良いものが評価された年でした。


〈評価〉
4つ有力なドイツワインガイドで、最高評価の5ッ星獲得(「ゴー ミヨ(Gault Millau)」、「ヴィノム(Vinum)」、「ファインシュメッカー(Feinschmecker)」、「アイヒェルマン(Eichelman)」)。
ドイツを代表するワイン専門誌「ヴァイン グルメ2006」で、15,000軒のドイツワイン生産者の中から「ドイツの優良生産者」の20軒のひとつに選出(他に選ばれたのは、J.J.プリュム、エゴン ミュラー、ティレルなどドイツを代表する生産者ばかり)。
「ゴー ミヨ2015」で最優秀生産者賞、ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2018」に、『伝統主義者。ニーダーベルク ヘルデンからのきびきびとしたリースリング 赤★★★』と掲載。 V.D.P.メンバー。

Data

歴史 1875年 リーザー城建設。
1904年 ショルレマー男爵によって、ワイングート シュロス リーザー設立。
1970年代 売りに出され、転売される。
1992年 トーマス ハークがマネージャー兼セラーマスターに雇われる。
1997年 7つの畑とワイングートを買い取り。
1998年 V.D.P.に認証される。
2014年 「ゴーミヨ ドイツワインガイド2015」で最優秀生産者賞、最高評価の5房昇格。
オーナー トーマス ハーク : 1966年生。フリッツ ハーク家長男。ガイゼンハイム大学卒業。
葡萄園 23ha  180区画 ひょうの被害のリスクを分散させるため。いずれもリーザー村から数kmしか離れていない。

<各グローセ ラーゲ(超一流畑)の特徴>
グラーハー ヒンメルライヒ:青色粘板岩。南西向き。15~20年樹齢。クール&ダークフルーツ。良い酸があり、ミネラリー。ドイツのクラシックな、典型的なスレート土壌の金属的な味わい。
ヴェレナー ゾンネンウーア:青色&灰色粘板岩。地層が深い。繊細でフルーティ。青色粘板岩のダークテイストよりも暖かく赤いフルーツの風味がある。女性的で、より熟した感じと直線的な繊細さがあり、鉱物的なミネラルはない。ブラウネベルクと類似していて、土壌が細かい。
ブラウネベルガー ユッファー、ユッファー ゾンネンウーア:ヴェレナーに似ている。青色粘板岩。女性的で、繊細かつ直線的なワインになる。アプリコットの風味がある。
ピースポーター ゴールドトレプヒェン:青色・灰色粘板岩のミックス土壌。とても深い地層で、保水能力が高いためエネルギッシュで免疫力が高い。エキゾチックなフルーツやエネルギーに溢れるワイン。ミネラル感もあり、集約度も高く、他の産地よりもいつも酸が高い。
リーザー ニーダーベルク ヘルデン:丘の上の方にある最も深い地層。南西向きで暖かい畑。樹齢は80~90年と古く、収量が少ない。最もミネラリーで、果実味は少ない。凝縮されたワインが出来る。スタイルとしてドライなGGに最適。
栽培 肥料は、腐葉土。最近のドイツの天候は不純で乾燥が激しいため、このようなオーガニックな肥料でしか対応は出来ない。害虫除けの化学薬品は全く使用せず、フェロモンカプセルを使う。

収穫時には20人程雇う。収穫のタイミングが味わいの基礎となり、セラーで修復することは出来ないので、各畑の収穫時期はトーマスが決める。収穫期は、一日2時間しか寝ない。
ワイン造りの物語 酵母は基本的には天然酵母。テロワールをクリアにし、シーファーをより表現する。辛口で、残糖が減らない場合は、選別酵母も使用。
醸造、熟成ともステンレスタンク。容量が選べて区画ごとに細かく管理が出来、ワインを動かさなくてすむ。Q.b.A.以外は、ブレンドしない。通常2バールのところ手動で1.5バールにして、茎を傷つけ苦味を出すことがないように圧搾。発酵はゆっくり長く。温度はチェックするが、意図的に変化はさせない。 「ハイテクは必要ない」とトーマスは話している。
辛口は40~45%。比率は販売量から決めるのではなく、葡萄がどちらに向いているかで決める。温暖化により安定して品質の良い辛口が出来るようになった。

生産者訪問ブログ(2018)

生産者訪問ブログ(2017)

シュロス リーザーのワイン一覧

<ワインスタイルや意識していること>
LIKE DANCING!繊細で踊るような味わいを意識している。
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