生産者情報 ―producer―

ワイングート ドクター ワグナー

  • ドイツ
  • モーゼル

女性醸造家という人は多くなったが、私のように畑へ出たりセラーでひとり作業をしたりする人は滅多にいない!

「リフトに乗り、畑で作業するクリスティアーネ」  クリスティアーネが引き継いでも、ワイン造りのスタイルは変えていません。辛口に関してはむしろ品質が良くなったという印象を持つ程です。フォークリフトに乗ったり、硫黄の散布をしたりといった作業は、クリスティアーネがしています。女性醸造家は増えていて、学校で醸造を勉強した女性は多くても、実際に畑に行ったりセラーでひとり作業したりする女性は滅多にいません。
「ザールの気候と古いフーダー」  土壌がデヴォン期の青色粘板岩で、砕けた細かな粘板岩が多いため、中流域よりも甘さが目立たず、酸も細かく繊細でエレガントになることが特徴です。また、中流域より南に位置しますが、気候はザールの方が涼しいことも影響しています。他のザールワインより酸が尖っていないのは、古いフーダーを使っているためです。
「コレクション オブ ザ イヤー受賞」  完全に引き継いで初となる’11VTで、ドイツのグルメ雑誌「デア ファインシュメッカー」による『コレクション オブ ザ イヤー』を受賞しました。これは同VTのラインナップにおいて、全てのワインがハイクラスであるという評価によるものです。また、同誌の2015.08号の「ザールのワインはベストになりうる」という記事で、エゴン ミュラーと同格の生産者として評価されています。

<評価>
「ヴィヌム2019」で3星、「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で3房、「アイヒェルマン2019」で3星。「ヒュー ジョンソン ポケット ワイン ブック2019」で、オクフェン、ザールブルグの優良生産者として、赤★★→★★★で掲載。V.D.P.メンバー。

Data

歴史 1880年 ヨーゼフ ハインリッヒ ワグナー(ハインツ ワグナーの曽祖父)が設立。
1898年 現在のセラーが設立
2009年 クリスティアーネが参加。
2011年 クリスティアーネがオーナーとなる。
オーナー クリスティアーネ ワグナー : 1983年生。5代目。2008年ガイゼンハイムのワイン学校を卒業後、ロバート ヴァイル、ファン フォルクセム、ヴィショフリッヒャー・ワイングート(トリアー)等で修行。 「この家族経営のウィングートを私に継承させてもらえることを、非常に誇りに思っている。」と2009年に訪問した際に語っていました。
葡萄園 ザールブルガー ラウシュ2.6ha、ザールブルガー クップ2.4ha、オクフェナー ボクシュタイン1.6ha

<2つのグローセ ラーゲ>
・ザールブルガー ラウシュ
通常はボクシュタインよりエレガントなワインとなる。直線的で、酸は弱め。舌先に塩味を感じるのが特徴。
・オクフェナー ボクシュタイン
ザール村から4km。他のザールの畑と同様、粘板岩土壌だが、粒子が細かく粉になって土となったものの比率が高い。そのためにオクフェンの葡萄畑はより広がりや幅のある味わいとなり、花の香りがあり、酸が豊富になるために甘口に仕上げる。
栽培 畑は、そのすべてが、鋤を付けたウインチを使うか手で作業をするしかない険しい斜面。それぞれの葡萄樹は、ハート型に1本の木の柱にくくりつけています。葉は少なくなり、糖が高くなりません。
畑に草を生やすとシーファーを覆ってしまい、その保温効果が無くなってしまうので、生やしていません。
肥料は2002年頃に石灰を一度撒いたきりで、土壌を検査して必要な所に手で撒くようにしています。土を柔らかくするために、北ドイツの湿地帯から取り寄せた苔を土に混ぜています。
ワイン造りの物語 醸造には伝統的なフーダー(1000L)の樽を使用。平均30年以上で、一番古いものは1921年製。樽は、それぞれが違う成長をし、違う味になるのがメリット。酸と他の成分の調和が生まれる。2~3週間かけ、温度調節など無しに、自然な発酵をさせる。1ヶ月半澱と共に寝かせ、丸みを出して、エレガントにする。


生産者訪問ブログ(2018)

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