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キンタ ドス アヴィダゴス 飲食店様向け生産者セミナー

皆様こんにちは。
東京 営業1課 新入社員の阿部 恭大(あべ やすひろ)と申します。

10月6日(木)に、ポルトガル ドウロの生産者、キンタ ドス アヴィダゴスの醸造、及び輸出を担当するペドロ タマニーニ氏を迎え、飲食店様向け生産者セミナーを開催いたしました。簡単ではごいますが、セミナーの様子をご紹介致します。

会場は、リヨンブルーアンテルナショナルグループの「ウォータールー」様と丸鶏るいすけグループの「Wine no Ruisuke 2号店」様の2店舗です。

試飲は、下記の4種類のワインです。写真左から
①ロテ 138 ドウロ ティント 2014 (品番:PA-017)
②アヴィダゴス ドウロ ティント 2013 (品番:PA-007)
③キンタ ドス アヴィダゴス ドウロ レゼルヴァ ティント 2010 ( 品番:PA-008)
④キンタ ドス アヴィダゴス ヴィーニャス ヴェーリャス 2009 (品番: PA-018)
                  (2012年ヴィンテージより”プレミアム“に変更)

キンタ ドス アヴィダゴスの畑は、ポルトガルの北側の地域であるドウロにあります。収穫の時期はとても暑くなり、40~45℃のなか100%手摘みで収穫しています。
ドウロは、かつて世界最古のワイン産地と言われポートワインで有名でしたが、現在アヴィダゴスではスティルワインを造っています。


アヴィダゴス家の畑は、全て家族の所有で、4つのキンタを持っています。キンタとは、フランスのシャトーやドメーヌのような意味合いを持って使われています。アヴィダゴスは400年ほど前からの歴史を持ち、現在は様々な種類のワインを造っています。
畑は全て斜面に段々畑式に仕立ててあります。また、その斜面の向きは、近くの川のうねりに沿って変わってきます。そのため、日照時間や気温、風当りなどに違いが生まれ、同じ葡萄でも成長に微妙な違いが生まれます。


アヴィダゴスワインの特徴は、国際品種を使わず土着品種のみを使用して造っています。例としてトゥリガナショナル、ティンタロリス、トゥリガフランカなどの品種がありますがこの品種自体を覚えてもらう必要はなく、これらの葡萄は非常にエキゾチックだという事を覚えて欲しいと仰っていました。
アヴィダゴスのワインはすべて果実味やタンニンが豊富にあり、熟成してもフレッシュさがあります。そして、食事と一緒に楽しんで頂くことを考えて造られているため様々な料理と合わせて楽しむことが出来ます。

①ロテ 138 ドウロ ティント 2014 (品番:PA-017) 
ドウロのイメージと違い、フルーティで飽きが来なくて毎日飲めるスタイルのワインです。
このワインは、4種類の葡萄をブレンドして造られていますが、タンニンは軽くバランスが良いので、食欲を増進させ軽めの食事やおつまみと良く合います。
コンセプトとしては、若い世代がワインを飲み始めるスタートとして選んでもらいたいという思いで造られました。
イメージしやすいように車で例えると、最初からジャガーなどの高級車に乗る初心者の方はあまりいませんよね。やはり最初はカジュアルなスマートなどから乗り、徐々にグレードを高めて自分の身の丈に合った車をセレクトしていくのが一般的だと思います。このようにワインにもグレードがあり、この例に挙げた車のように当てはめていけるそうです。


②アヴィダゴス ドウロ ティント 2013 (品番:PA-007)  
このワインに使われている品種は①番のロテと同じ品種ですが、より集約感があります。それは少し樹齢の高く、より日照条件が良好な畑からの葡萄を使っているからです。
人間が年齢を重ね、色々なことを経験することによってその人自身の深みが出てくるように、葡萄の樹齢も高くなるにつれて、ワインにも深みが出て良いワインが出来るそうです。
このワインを口に含むと骨格があり、さっぱり系の料理よりもコクがある料理に合う造りになっています。


③キンタ ドス アヴィダゴス ドウロ ティント レゼルヴァ 2010(PA-008
) 
こちらも同じ4種類の品種ですが、樽を使っているため、より複雑さがあります。そのため、①や②と印象は違いますが、果実感を壊されないようにバランスよく樽を使っているため両方の要素を楽しむことが出来ます。このワインは葡萄の集約度がとても高いため、樽で長期(12か月以上)熟成することが出来ますが、集約度の低い葡萄の場合は、樽に入れるとかえってバランスが崩れ樽負けしてしまう事もあるそうです。


④キンタ ドス アヴィダゴス ヴィーニャス ヴェーリャス 2009 (品番:PA-018)  
このワインには8種類の葡萄を使用している為、今までの3本のワインと全く違う造りになっています。使用している葡萄は、ペドロさんの曾祖父が昔8種類を混植して植えた畑の葡萄です。その味わいは、集約感や骨格もある素晴らしいワインに仕上がっています。この畑は、他よりも日照時間が長く、75歳と高樹齢な葡萄の為、実が小粒で糖度が非常に高くなります。ワインのアルコール度数は常に15.5%以上あり、同時に多くの成分も豊富に含まれます。樽に負けないくらい集約されている葡萄なので、長期熟成をしっかりと行う事が出来ます。味わいには驚くほどアルコール感を感じさせない造りとなっています。このワインは、かなり重い食事でも合わせることが出来、味の濃い料理や脂っこい部分にもよく合います。
しかし、このワインはすべての葡萄の状態が完璧でなければならないため、良い年にしか造ることが出来ません。
(次回ヴィンテージは2012年)
一方、それぞれが品種ごとに収穫されて、別々に醸造されてからブレンドされるワインは、その比率で各ヴィンテージの差があまりでないように仕上げることができます。(①、②、③)

以上、ペドロ氏による飲食店様向け生産者セミナーの一部をご紹介させていただきました。
他にもワイン以外の話題でワイン関係者のワールドサッカー大会を開催した話や、ポルトガル語が語源の日本語(天ぷら、パンやオブリガード=ありがとう?)の話をされたりと、和やかな空気で会は進んでいたように感じました。
皆様のワインについて学ぼうとする熱心な姿勢とペドロ氏の巧みなプレゼンのおかげで滞りなく、それでいて密度の濃いとても良い生産者セミナーであったと思います。お忙しい中ご参加いただきました、リヨンブルーアンテルナショナルグループと丸鶏るいすけグループの皆様、誠にありがとうございました。

また、今回会場となりました2店舗は、たくさんの魅力的なワインをカジュアルに楽しめるお店です。
ぜひ一度お立ち寄りください。


営業1課 阿部 恭大




~店舗情報~
<リヨンブルーアンテルナショナルグループ>
◆ポンデュガール様 http://www.pontdugard.jp/
◆ガール・ド・リヨン様 http://www.garedelyon.jp/
◆カレーとワイン「ポール」様 http://www.paul.co.jp/
◆銀座テルミニ様 http://www.termini.ne.jp/
◆マチルダ銀座様 http://www.matilda.ne.jp/
◆ジジーノ様 http://www.gigino.jp/
◆ウォータールー様 http://www.waterloo.ne.jp/

<丸鶏るいすけグループ>
◆丸鶏るいすけ 本店様 http://r.gnavi.co.jp/gad6300/ (ワイン取扱いなし)
◆Wine no Ruisuke 2号店様 http://r.gnavi.co.jp/gad6301/
◆Wine no Ruisuke ZERO様 http://r.gnavi.co.jp/h68a6kb80000/
◆丸鶏るいすけ ハナレ様 http://r.gnavi.co.jp/d2behvm20000/ (ワイン取扱いなし)



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