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2020年ボージョレ ヌーヴォーの収穫状況をお届けいたします。

間もなく今年のボージョレ ヌーヴォーが解禁となります。あらゆる側面で特別な年となった2020年。
しかし、こうした特別な年でも、生産者はそれを受け入れて美味しいワインを造ることに最大限の努力を費やします。
そんな彼らの1年間の努力が報われるのが、この新酒の解禁日です。
弊社では、ルイ テットとドメーヌ シャサーニュの2軒の生産者からボージョレ ヌーヴォーが入荷してきます。
生産者から今年の生育状況、及び収穫情報をいただきましたので紹介いたします。

ルイ テット
【1月~3月】
12月、1月はここ4年間で最も暖かい冬となりました。1月から3月の天候は通常どおり、少しの雨が降り、平均以上の日照がありました。葡萄の樹は、昨年収穫が終わった時から休眠時期が始まります。これによって翌年に新しい芽を出す準備ができます。晴天が続くことで樹を目覚めさせます。そのため、温かい冬の年は、早めの収穫になる傾向があります。
2月には伸びた枝を剪定します。3月は霜の被害があましたが、ひどくはありません。3月13日から萌芽が始まりました。

【4月】
4月の天候は晴天が多く、樹の成長は早まりました。7~9枚の葉ができており、昨年の同時期と比べると2枚多いです。すでに小さな葡萄を見ることができます。


【5月】
5月20日に開花が始まり、5月末には全体の半分が開花した状態です。この時期の葡萄は気候にたいへん影響されやすくなっています。雨や風は受粉の妨げになることがあるためです。今年は気温が高い日が続いているおかげで、葡萄の生育は早まっています!今のところ、葡萄の生育は良好です。



【6月】
6月天候が良かったおかげで開花の過程は順調に終了しました。ほとんどの花が受粉し、直径1センチほどの大きさに育っています。葡萄の実が十分に育ったら、葡萄の房はコンパクトに引き締まり、粒は密着します。
畑の状態は健全で、今のところ問題はみられません。少し雨が降った後、天候は暖かく乾燥しています。しかし、我々は注意深く見守る必要があります。天候の変化によって病害が素早く広がる可能性があるからです。


【7月】
7月下旬、既にガメイの色が変わっているのが見て取れます。葡萄の糖度が上がり、アロマの先駆けとなるものが生成されると同時に、葡萄の果皮と種が熟していきます。これが将来的にワインにストラクチャを与えます。
【8月】
8月葡萄は十分に成熟しています。7月からの乾燥が続いたため畑は水不足が感じられ、葡萄の実は集約し、サイズも小さくなりました。特に樹齢の若い樹が影響を受けました。酸度、PHなどの成熟度合いをチェックし、収穫日を決定します。
【9月~10月】
8月末より葡萄の収穫が始まりました。7月からの干ばつ(50年来で最も深刻な干ばつでした)による水不足の影響で、収穫量は通常の75%に留まりましたが、葡萄は素晴らしい状態でした。10月上旬、ワインは全て発酵を終え、ボージョレ ヌーヴォーの最初の瓶詰が予定されています。
最初のテイスティングの印象では、しっかりと濃縮された果実が表れています。常に良い品質となる可能性があります。素晴らしい色合いで、濃縮した果実味、優れたボリューム感があります。皆様にお届けできるのが待ちきれません。

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ドメーヌ シャサーニュ
2月の天候は良く非常に暖かくなりました。春から夏にかけて降雨量は平均をかなり下回りました。開花は 5月の末、素晴らしい天候のもとで始まりました。6月末に一時的に寒くなりましたが、幸運にも影響は避けられました。夏は非常に気温が高くなり、ほとんど雨が降らず非常に乾燥していました。気温は 38度になる日もありました。これによって葡萄にダメージはありませんでしたが、気温が高く雨が少なったため、収穫量が減少しました。
収穫は 8月26日から始まり、9月12日に終了しました。

2019 年:9月15日
2018 年:9月 3日
2017 年:9月 6日
2016 年:8月21日

ボージョレにおいて傑出したヴィンテージ、2016年の収穫も 8月の第3週に始まりましたが、2020年も同様のタイミングだったことは、ヴィンテージの品質にとって良い兆しと言えるでしょう。

2020ヴィンテージのテイスティングコメント
輝きのある紫がかった色合い。レッドベリーにたっぷりのラズベリーやブラックカラントの混ざるアロマ。肉厚でスムーズ、タンニンはシルキーで、暑かった天候のため、非常にフルーティで風味豊かに仕上がりました。

コロナ禍での収穫の状況(ドメーヌ シャサーニュの場合)
Covid-19 による影響で、収穫はボージョレ委員会が決めた非常に厳しいルールの下で行われました。通常、葡萄を収穫チームの人々の構成は、仕事を引退した人や学生、地元の人、そして友人たちです。今年のシャサーニュの収穫は 17 名で行われました。地元の人、義理の母、そしてポーランド人の摘み手です。
1人当たり 1 日 2 枚のマスクの支給、個人用の収穫用ナイフ、収穫用バケツを支給することが決められていました。そして収穫用ナイフ、バケツは朝と午後に消毒が義務付けられていました。また、収穫人は 1 列に1人と決められました。このルールはきちんと守られ、感染者は一人も出ませんでした。

2020年12月

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