生産者情報 ―producer―

ヴァンサン ジラルダン

  • フランス
  • ブルゴーニュ

一番重要なのはスタンダードが高いクオリティを持つこと

現在、エリック ジェルマン(エノログ)とマルコ カスケーラ(輸出・販売担当)を中心に運営しています。エリックはヴァンサン ジラルダンの醸造責任者であり、ワイン造りの全てに関わっているキーパーソン。ムルソー生まれのムルソー育ちです。マルコはリヨン出身で、輸出とフランス国内の販売すべてを担当しています。
ワイン造りの哲学は、『畑はなるべく手を加え、醸造はできるだけ自然に。しかし、設備はモダンに。』です。栽培や醸造には、ムーンカレンダーを使っています。畑は昔同様の人の手間をかける一方、醸造ではしっかりとした温度管理のできる完璧な近代設備を持つことが、温暖化していく中で、今後とても重要であると考えています。
白ワインは、ニューマティックプレスを使い、低圧でゆっくりと圧搾します。14~15度をキープしながら一日置きラッキングを行なった後、フレンチオークの樽(10~35%新樽)に入れ、天然酵母で発酵します。同じACブルゴーニュであっても異なる区画の葡萄は一緒にせず、別々に醸造を行います。マロラクティック発酵後、澱と共に寝かせます(14~20ヶ月)。バトナージュはしません。8年以内に飲むフレッシュなスタイルの白ワイン(ACブルゴーニュ、サントネ、ペルナン ヴェルジュレスなど)は500Lのトノーで、熟成型の村名ワインや、プルミエ クリュ、グラン クリュは228Lのバリックで熟成させます。熟成させた白ワインは11ヶ月経ったら、2度低い13.8度の別の部屋に移します。温度が低いことで、熟成がゆっくりと進みます。新樽の場合は、その際に古樽に移しかえます。熟成後は樽からタンクへ移し、澱を沈めた後、ブレンド用のタンクへ移します。2~3週間後にボトリングします。フィルターをかけて、月のカレンダーに従って瓶詰します。
赤ワインは、除梗し、温度管理装置付きのステンレスタンクに入れます。低温でマセラシオンし、3~4日後に発酵が始まります。葡萄に付いた天然酵母で約3週間行います。ルモンタージュは、ダメージを与えないように細心の注意を払って行います。やさしくプレスした後、少し清澄し、タンクまたはフレンチオーク樽(10~30%新樽)に移します。樽は全てバリックです。マロラクティック発酵は、果汁に含まれる乳酸菌で行い、澱とともに16~18ヶ月熟成させます。熟成庫はやはり外気より2度低くなっています。熟成後は樽からタンクへ移し、澱を沈めた後、ブレンド用のタンクへ移します。2~3週間後に、清澄せず、フィルターもかけず、月のカレンダーに従ってボトリングします。

Data

歴史 1961年 ヴァンサン ジラルダン ワイン生産者一家に生まれる。
1973年 12歳から畑仕事を手伝う。
1982年 父から自分の相続分の2haを引き継いで独立。当時は、赤の比率が80%。
1990年 ムルソー レ ナルヴォーを取得。白ワイン造りに目覚める。
1990年代 様々な栽培・醸造技術をすべて試す(樽を多く使う、数多くのバトナージュ等)。ヴェロニク夫人と出会う。
畑は20haに。さらに長期契約する栽培農家から葡萄の購入を始める。
1997年 自然な造りを目指し、契約農家にも同じ栽培方法をしてもらう方向に。
2001年 エリック ジェルマンが加入。自社で分析を始め、より明確で焦点の定まったワインを造ることができるようになった。
2002年 ムルソーに移転
2004年 エリックと共に醸造スタイルの変更を模索し始める
2007年 全く別な醸造スタイルの方向性を完成させ、著名なソムリエ、ワインショップ、ジャーナリストの支持を得る。
2012年 跡継ぎと健康上の理由から、ボーヌのネゴシアンに会社を売却。エリックが残り、スタイルや品質に変更は無い。
2014年 残っていた自社畑も売り、全て買い葡萄でワイン造りになる。契約先87ha。
2015年 自社畑を買い足す。
オーナー ジャン ピエール ニエ : サントネ生まれ。ブルゴーニュに、ドメーヌに特化した会社を所有。
栽培 1997年から、肥料にオーガニックのコンポスト(牛など動物の糞、葡萄の皮、剪定した木の枝)を使用しています。2007年から2010年の間ビオディナミを試みました。ヴァンサンが考えるビオディナミとは、昔の人々が行っていたやり方に戻すという考えです。その後、ブルゴーニュの天候の問題で、完全なビオディナミでは不便な点もあるため、2011年よりビオディナミからインテグレイテッド ヴィティカルチャー(リュット レゾネ)へ移行しました。年間通してビオディナミの精神に基づいて、畑でより多くの仕事をしていますが、必要に迫られたら最小限の処置として極少量の農薬を使うこともあります。
ワイン造りの物語 1992年秋、私どもの元に2本のワインが届きました。それは1991年のマランジュ クロ デ ロワイエとサントネ クロ デ タンプリエでした。その2本のワインの深く濃厚なカラーと凝縮したはちきれんばかりの果実味、しなやかで絹のようなタンニン、信じられないほどの余韻の長さなど、すべてにおいて私どもは圧倒されました。すぐに渡仏しなければという思いをおさえ、1993年春の訪問となりました。

ヴァンサン ジラルダンの商品一覧
取り扱いワイン

TOPへ戻る