生産者情報 ―producer―

ドメーヌ サンタ デュック

  • フランス
  • コート デュ ローヌ

ジゴンダスのチャンピオン/ジゴンダスについての記事で、サンタ デュックが出てこない雑誌、ガイドはありません。

「目指すは、ローヌのブルゴーニュワイン」 「良い酸と良いストラクチャーを持った南ローヌでもしなやかでエレガントなワインを目指している。理想はブルゴーニュワイン、一杯ではなく一本飲めるワインを造りたい」とイヴ グラは話しています。具体的には、長い醸しはタンニンが強くなりすぎてしまい果実と酸を失ってしまうので短くし、熟成は樽を利かせると力強くなり過ぎるので、容器をバリックからフードル(3,000L)+テラコッタの壺(イタリア・インプルネータ製、800L)に移行しています。
「ドメーヌワインは畑仕事、ネゴシアンワインはブレンドがポイント」 ドメーヌワインには多くの畑仕事が必要で、現在4~5人を畑専門に雇っています。ネゴシアンワインは畑の作業は少ないですが、ブレンドに労力がかかります。しかしグラには南ローヌの友人が多く、彼らの情報を通して良い葡萄が入手出来ます。セラーでの仕事は基本的にグラ一人で行なっています。
「ミミズク」 サンタ デュックという名前は、ドメーヌの周りに生息する「グラン デュック Grand Duc」という珍しい野生の鳥(ミミズク)に由来しています。

<評価>
ロバート パーカー Jr.は、ジゴンダスの5ッ星生産者として、非常に高く評価しており、『ローヌ ヴァレー』の中で、「私にいわせればサンタ デュックはジゴンダスに君臨するチャンピオンである」といい、また「ワインスペクテーター」誌が選んだ2000年のBEST100の中で、彼の’98VTジゴンダスが15位にランキングされました。いかなるワイン雑誌でも、ジゴンダスについて語られて、ドメーヌ サンタ デュックの名前が出てこないということはありません。ロバート パーカー Jr.「ワールド グレイテスト ワイン エステイト」に掲載。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」に、ジゴンダスのトップ生産者、『洗練されている』と掲載。

「ドメーヌ・サンタ・デュックは、10年ちょっとの間にジゴンダスで最も品質の高いワイナリーとして頭角を現した。これはイヴ・グラの功績によるところが大きい。背が高くて感じが良く、おそらく40代前半ぐらいであろうが、それよりも若く見える。彼は1985年に父親のエドモン・グラが引退すると跡を引き継いだ。それまでは、事実上生産量のすべてが、様々なネゴシアンに売られていた。さわやかで情熱的なイヴは、若さの勢いを持って、このワイナリーは方向転換をして、つくったワインの元詰めを始めるべきだと決心した。サンタ・デュックはジゴンダスの重要なワイナリーとなったばかりでなく、高品質のコート・デュ・ローヌとヴァカレーズの、注目に値する生産者となった。」 
ロバート パーカー Jr.「ワールド グレイテスト ワイン エステイト」(河出書房新社版より)

Data

歴史 1874年 ドメーヌ サンタ デュック創設。
1985年 エドモン グラからイヴ グラが引き継ぐ。大半をバルクでネゴシアンに売っていたが、全て元詰めに切り替えた。
2017年 息子のバンジャマンが研修を終え、参加。
オーナー イヴ グラ : 5代目。1962年生。引き継いだ頃は、他に産業もなく、皆当たり前のように家業を引き継いでいた。しかし、イヴは葡萄造りや醸造学を学ぶことから始め、新しい技術を取り入れながら、情熱をもってワイン造りを行っている。

バンジャマン グラ : 6代目。ディジョン大学で醸造学の学士を取得(2015年卒業)。幸運なことに大学最後の実地研修はドメーヌ ド ラ ロマネコンティにて行った。その後、世界中のワイナリーで修業(山梨でも研修した)。2017ヴィンテージからは醸造にもかかわる。
エドモン グラ : イヴの父。4代目。
ヴェロニク グラ : イヴの妻。経理関係を担当
葡萄園 計30ha  ジゴンダス13ha、シャトーヌフ デュ パプ6haがメイン。
ロエックス5ha、ラストー2ha、ヴァケラス2ha、セギュレ1ha、サブレ1ha
栽培 マサル セレクション
自家畑はオーガニック 畑には化学的なものや除草剤を使わず、土を耕して除草。肥料は植物から作られたコンポストを使用。
ドメーヌを引き継いだ80年代から有機農法を行っているが、2012年から一部アイテムに認証のABマークが付く。

収穫 : 100%手摘み。  15人で3週間。ドライアイスを使い、SO2を使わないようにする(葡萄破砕時とボトリング時のみ最小限使用)
収穫時期は、昔は過完熟、今は完熟と、少し早くなった。
ワイン造りの物語 醸造 : 天然酵母。VTやテロワールを表現するため。選別酵母は安定した品質になるが、VTの違い等の個性が出ない。

独自の試み : 灌漑が禁止されているジゴンダスでの温暖化対策として、ローマの古い文献を参考にして、植物炭に羊の糞を混ぜた肥料を共同開発。自重の5倍もの水分を吸収でき、乾燥するとその水分を放出するという仕組みです。

来日レポート(2016年2月)
生産者訪問ブログ(2017)

ドメーヌ サンタ デュックのワイン一覧




取り扱いワイン

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