生産者情報 ―producer―

フリッツ ハーク

  • ドイツ
  • モーゼル

モーゼル最高峰の評価/熱い男 オリヴァーが造るCoolなワイン

「私の造ったワインを、誰がどのように売るかということは、私にとって実に重大なことなのです」  1989年に初めてお会いしたヴィルヘルム ハークが語ったこの言葉は、とても印象深く心に残っています。つまり彼は、誰にでもいいから売ればいいとは、決して考えていないということなのです。ワインライターのスチュワート ピゴットは「良い生産者、良い畑と良い年なら良いワインができる」といっていますが、ヴィルヘルムは「良い畑と良い生産者と良い年ならば良いワインができる」といいます。つまりどんなに良い生産者でも良い畑を持っていなければ、決して良いワインは出来ないと考えているのです。
「小さな規模でハイクラスなワイン」  オリヴァーは、年によって自然の作用があり変化はあるが、「クリーンなワイン。ヴィンテージが違っても、フリッツ ハークのワイン、ブラウネベルガーのワインと分るスタイルを目指している」と語っていました。小さな規模で、ハイクラスのワインを造っていきたいと考えています。
「ワインの種類をシンプルに」  オリヴァーは、ラベル表示(ワインの種類)を簡単にしたいと考えています。 カビネットやシュペートレーゼなど等級が付いたら甘口、等級が付かずトロッケン表示があれば辛口。これは、シュペートレーゼ、アウスレーゼという文字だけで、甘口と思われてしまうからです。等級表示無しの場合、中身がシュペートレーゼ、アウスレーゼクラスでも、法律上はQ.b.Aとなります。
「甘いのに甘くない!?」  オリヴァーの造るワインの特徴は、甘く感じないことです。アウスレーゼであっても料理に合わせられるようなイメージで、アウスレーゼ ゴルトカプセルのようにトロリとしたものでも、驚く程さっぱりと飲むことが出来ます。
「辛口造りのこだわり」  スタンダードクラスは、軽やかなスタイルを目指しているため早めに葡萄を収穫します。上のクラスのものは、なるべく遅く摘み取りながらも、ボトリティスのついた葡萄を使わないようにします。また、父の造りに比べ、辛口は酵母に寝かせる時間が長くなりました。長くシュール リすることで、酸を1g/l程低く出来、酸があまり主張し過ぎないようになります。
「和食と相性抜群」  オリヴァーはアジアを訪れ、「気候、料理共にドイツワインに合っている、特に日本食が一番」と感じたそうです。


<評価>
「ゴーミヨドイツワインガイド1994」で、『最高の生産者』。「ワイン プラス2017」と「ゴーミヨドイツワインガイド2008」、「ヴァイン グルメ2008」で、「コレクション オブ ザ イヤー」。「アイヒェルマン2018」でベスト エーデル ズース(高貴な甘口) コレクション。「ヴィヌム2018」で5星、「ゴーミヨドイツワインガイド2018」で4.5房、「ファインシュメッカー2015」で5星。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2018」にブラウネベルグのトップ生産者として赤★★★★、『ワインは父よりモダンなスタイル』と紹介。ロバート パーカー Jr.「ザ ワールド グレイテスト ワイン エステイト」に掲載。V.D.P.メンバー。

Data

歴史 1605年 初めての記録がある。
1925年 村の名前がデュッセルモンドからブラウネベルグに変更。
1957年 ヴィルヘルム ハークが、20歳で、病気の父フリッツからワイン造りを引き継ぐ。
2005年 オリヴァー ハークが引き継ぐ。
オーナー オリヴァー ハーク : 1973年生。ヴィルヘルムの次男。ガイゼンハイムの大学を卒業し、醸造のディプロマを取得、ナーエのデンホフやルヴァーのカルトホイザーホフでの実習を経て、南アフリカやオーストリアで経験を積んだ。

ヴィルヘルム ハーク : 1937年生。オリヴァー ハークと、シュロス リーザーのトーマス ハーク(長男)の父。
葡萄園 16.5ha  ユッファー8.0ha、ユッファー ゾンネンウーア3.5ha、グーツリースリングトロッケン用(急斜面)5ha

ユッファ― ゾンネンウーアとユッファーの違い : 
ユッファー ゾンネンウーアの方が粘板岩の岩盤比率が高く、岩盤は深くまであるので根が深く張らなければ水分を得られない。長くて25mほど。ゾンネンウーアは2~3年熟成させてリリースした方がその良さが発揮される。比較すると、ユッファ―はジューシーで, ユッファー ゾンネンウーアはエレガント。
ワイン造りの物語 生産者訪問ブログ(2018)

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