生産者情報 ―producer―

ヨハン ヨゼフ プリュム

  • ドイツ
  • モーゼル

ドイツ屈指の生産者/驚く程長い寿命を持つワイン

マンフレット プリュムは私どもが訪問すると、「いつでも稲葉は大歓迎だよ。一取引先ではなく、友人だと思っているから。」と言ってくれます。法律の勉強をしていた長女カタリーナが、この偉大なワイングートの後継者として父の仕事をサポートし、また世界にそのワインの偉大さを広める仕事をしています。
「遅摘みと低温発酵」  出来るだけ遅摘みにして葡萄の持つ性格を最大限に引き出すようにしています。2~3週間かけてゆっくり低温で発酵させています。ケラーに夜中の冷気を取り入れるなどして低い温度を維持しています。若いうちは、かすかに炭酸が感じられ、生き生きとした味わいがあります。
「たいへん長寿なワインとして有名」  カビネットクラスでも5年でやっと飲み頃となり、10~20年は良い状態を保ち続けます。世界の白ワインの中で、プリュム家のワインほど長くキープ出来るワインは、それ程多くはないでしょう。まさにトップクラスのドイツワインの実力を見せつけてくれます。
「若いワインは開けて時間がたった方がおいしい」と、1週間前に開けて冷蔵庫で保管してあったワインを飲ませてくださいましたが、確かに香りも開き、ふくらみやまろやかさが感じられました。
「グラーハとヴェーレンの畑の違い」  「グラーハはミネラルが多くフルーツは多すぎず、早く開き、ヴェーレンは遅く開き、深みがある」とマンフレットは話していました。

<評価>
「ゴーミヨドイツワインガイド1996」で最優秀生産者賞に選出。ロバート パーカーJr.「ザ ワールズ グレイテスト ワイン エステイト」に掲載。「ヒュー ジョンソン ポケット ワイン ブック2019」で、赤4星/グラーハ、ベルンカステル、ヴェーレンの優良生産者として掲載。「ヴィヌム2019」で4.5星、「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で5房。V.D.P.メンバー。

Data

歴史 12世紀 プリュムという名前の最古の記録が見られる。
1842年 先祖のひとりのヨドクス プリュムが、ヴェーレンとツェルティンゲンに日時計を造った。
1911年 元のワイナリーから分月して設立。
1969年 マンフレット プリュムが引き継ぐ
2003年 カタリーナ プリュムが参加
オーナー マンフレット プリュム
カタリーナ プリュム : 娘。
葡萄園 21ha  ヴェレナー ゾンネンウーア(4.5haを持つ最大の所有者)、グラーハー、ツェルティンゲン、ベルンカステル

<ヴェレナーとグラーハーの違い>
グラーハー・・・ヴェレナーよりも、早く開く(若いときのピークポイントが早い)。ミネラルが多く、フルーツが多すぎないのが良い所(分かりやすい)。太陽はヴェレナーよりも少ないが、保湿状態は上なので、つまりヴェレナよりもミネラルがある。ドンプロプストを囲んで、グラーハー ヒンメルライヒはある。プリュムのグラーハー ヒンメルライヒは最上のものだとのこと。なぜなら、ヴェレナの隣の立地なので。ただし、グラーハーは ヒンメルライヒの上の方は良くない。05年のように偉大な年であれば、グラーハーはヴェレナーの品質に近づける。
ヴェレナー・・・・グラーハーよりも遅く開く。そして、深みがある。自分たちの持っているヴェレナーは、モーゼルで最良の畑だと思う(プリュム談)。
ワイン造りの物語 <自分のワインが大好き>
プリュムはとにかく、自分のワインが好きらしく、海外に行く時も、トランク一杯に自分のワインを詰めて行くそうです(ちなみに基本的に外出しない)。さらには、私どもがワイングートを訪問し、プリュムの家でテイスティングをしていた時に、吐き出しにワインを捨てている姿を見て「見ててくれ、こうやってテイスティングするんだ!」と自分自身で飲んでいる姿が印象的でした。自分のワインはテイスティングでも、吐き出されるのは嫌だそうです。そこまで、自分のワインに思い入れが強い人なんだなと感心しました。ワインは全てが別格の品質。世界でプリュムのワインが屈指の存在である事が明らかでした。

ヨハン ヨゼフ プリュムのワイン一覧
取り扱いワイン

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