生産者情報 ―producer―

ビーニャ ウィリアム フェーヴル チリ

  • チリ
  • マイポ ヴァレー

他よりも高い600~900mに畑のある「マウンテン グロウン ワイナリー」

群を抜く標高の「マウンテン グロウン ワイナリー」  畑のあるマイポ アンデスは、アンデスの麓を這い登る場所にあります。山から吹き降りる涼しい風と土壌の影響を受け、糖度の上昇がフェノールの成熟と同じスピードでゆっくりと進み、バランスのとれた葡萄を収穫出来ます。アンデスの涼しいエリアの「マウンテン グロウン ワイナリー」と呼ばれる生産者の多くは500~550mにありますが、フェーヴル チリは、もっと高い600~900mに位置しています。
畑は標高の異なる5ヶ所に分かれており、それぞれの畑に適した葡萄を植えています。1番高いのがボカ チカ(930m)で、この渓谷のアルゼンチン側はウコ ヴァレーと呼ばれ、マルベックに最適な地域です(W060)。次がラス トゥーナス(910m)で、品質を上げるためのブレンド用。3番目が、サン フアン デ ピルケ(880m)で、ウィリアム フェーヴルが魅せられた畑です。シャルドネやピノ ノワール、カベルネ ソーヴィニヨンの上位キュヴェの葡萄をています(W041W017W034W075)。4番目がラス マハダス(705m)で、カベルネ ソーヴィニヨンに適しています(W022)。5番目がサン ルイス(670m)で、ワイナリーのあるところです。主にスタンダードクラスの葡萄と、しっかりと熟す必要があるカルムネールなどの葡萄を育てています(W016W019W020W035W063)。
「最後は食べて種の味わいで決める収穫時期」  セラーまで運ぶ間の劣化を防ぐために、収穫は早朝に行い、6~7時の気温の低い時間帯にトラックで運びます。マジェコ ヴァレーは、夜にエアコン付きのトラックでマイポまで運んで醸造します。収穫は土壌や熟成具合を見て区画ごとに行います。葡萄の状態は、分析値も参考にしますが、最終的には実際に葡萄を食べて、種の色と味わいで判断しています。「大切なのは選別を熱心に行うことではなくて、良い葡萄を収穫できるように育てること、収穫の時期を正しく判断すること」と生産者は話しています。
「複雑さのため、他品種をブレンド」  ピノ ノワール以外の赤は、主要品種の他に必ず違う品種を少量ブレンドします。複雑さを与え、ポテンシャルを高めるためで、加える品種は年によって変わります。
「100%フランス産の樽を使用」  樽は全てフランスから輸入したものです。アメリカンオークの樽を使わないのは、フレンチオークの樽の方が味わいもエレガントになり、品質が高いと考えているためです。樽は600~700樽所有しており、年に100~140樽を購入します。
「灌漑するからヴィンテージの差が少ない」  ヴィンテージの差が無いわけではありませんが、ブルゴーニュほどの差は出ません。チリでは灌漑が許されているので、ばらつきが少ないと考えられます。灌漑を行なうタイミングや量は、エノロゴとアグロノミストが相談しながら決めています。

Data

歴史 1990年 ウィリアム フェーヴルが5年かけ、シャルドネの理想の土地としてピノ家の土地を見つけ、一部の購入を申し出るが、断られる。
1991~1992年 再度交渉を続け、フェーヴルとピノ家が共同で会社設立。ピルケの土地を購入。全て自己資金で行う。
1992年 品種の選定はフェーヴルが決め、フランスから苗を輸入。シャルドネとソーヴィニヨン ブランのクローンを輸入するも検疫が厳しく、保管状態。
1994年 この年にやっと植樹。
1997~1998年 フランスとイタリアから必要とする全ての醸造設備を輸入して、ワイナリーを建設。
2004年 頻繁にチリを訪問出来なくなったフェーヴルから、徐々にピノ家が引き継ぐ。
オーナー ウィリアム フェーヴル : 1929年生。社長。年に1~2回訪問。
ビクトール ピノ : 1935年生。
ゴンザーロ ピノ : 1970年生。ビクトールの息子。2005年から参加。栽培から醸造まで。数年間で確立したとは思えないほどワインに対する専門的知識を持っている。
クリスティアン アリアーガ : ワインメーカー。
葡萄園 104ha  ボカ チカ17ha、ラス トゥーナス12ha、サン フアン20ha、ラス マハダス4ha、サン ルイス40ha、キノ(マジェコ ヴァレー) 11ha
栽培 化学的な殺虫剤等は使用しない  強い風と乾燥のため不要
ワイン造りの物語 生産者ブログ(2018)

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