生産者情報

テッレ デル バローロTerre del Barolo

2020年版「Weinwirtschaft」誌でイタリア最優秀生産者組合25のトップに選出!

品質向上の秘密は、醸造家のダニエーレにありました。

テッレ デル バローロ
テッレ デル バローロ
テッレ デル バローロ
テッレ デル バローロ
テッレ デル バローロ

生産者情報

イタリア
地域 ピエモンテ
歴史

1958年 アルナルド リヴェラのもと22の栽培農家が集まり、共同組合を設立

オーナー

パオロ ボッファ

 

葡萄園

約600ha  バローロ(220ha)とその周辺。バローロの11の村全てに畑を持つ。

栽培

協力して、全ての農家が化学肥料や除草剤を使わないよう取り組んでいる。メンバーの約60%が完全無農薬。

生産者訪問ブログ(2017)

 

 

テッレ デル バローロの商品一覧

 

<映像>

取り扱いワイン

ワイン名 ヴィンテージ タイプ 飲み口
ピエモンテ バルベーラ 2018年 スティルワイン ミディアムボディ
バルベーラ ダルバ スペリオーレ 2016年 スティルワイン ミディアムボディ
ネッビオーロ ダルバ 2019年 スティルワイン フルボディ
バルバレスコ 2016年 スティルワイン フルボディ
バルバレスコ リゼルヴァ 2015年 スティルワイン フルボディ
バローロ 2016年 スティルワイン フルボディ
バローロ リゼルヴァ 2012年 スティルワイン フルボディ

葡萄農家の救世主”アルナルド リヴェラ”

1958年12月8日、アルナルド リヴェラは、生産者組合としてテッレ デル バローロを設立しました。バローロ エリアでは当時、葡萄の売買はアルバ市内のサヴォーナ広場(現在のミケーレ ファレロ広場)を中心に行われており、農家たちは荷車に葡萄を積んでこの広場まで足を運んでいました。葡萄は生鮮食品であり、長く保管することは出来ません。そのため、農家たちはブローカーがどれだけ安く買いたたいても、生活のために葡萄を売らなければなりませんでした。このような状況で、葡萄農家たちの尊厳と生活を守るために立ち上がったのがアルナルドでした。彼は、バローロを産出する村のひとつ、カスティリオーネ ファレット村に生まれ、この地で小学校教師として勤務し、後に36年もの間村長を務めた人物です。こうした経歴もあり、カスティリオーネ ファレット村を含め、バローロ エリアの人々のために組合を造ることを思いつきました。葡萄を安く買いたたかれる現状を変え、農家たちが自らの手でワインを造り、適切な価格で販売する――こうして、彼の意見に賛同した22軒の葡萄農家とともに、生産者組合テッレ デル バローロが誕生しました。参加する組合員には、テッレ デル バローロの株券を買うことが義務付けられています。誰かひとりだけが特別なのではなく、農家ひとりひとりが対等な立場であることを示すこのルールは、現在でも大切な決まり事として続いています。農家1軒1軒が誇りを持って、皆の力を合わせてワインを造っているというのが大きな特徴です。

 

創始者の名を冠した新たなプロジェクト"アルナルドリヴェラ"の始動

設立当初22軒だった組合員も、現在では300軒を超えるほどとなりました。所有する葡萄畑は、バローロを産出できる11の村全てにあり、合計で600haにも及びます。1978年より、参加する組合員に栽培面での技術サポートとして、有機化合物や天然肥料を使用する等、今日のワイン市場を想定した指導を行なって来ました。栽培農家は、ほとんどの作業を手で行っています。枝をワイヤーに結ったり、枝の選定作業を行なったり……偉大なワインは、こうした栽培農家が手塩にかけて育てた葡萄から生まれます。こうした葡萄をブレンドし、ひとつのワインに仕上げるのは協同組合だからこそ出来ることです。毎年、購入した葡萄の30%前後をバルクで他社に販売しています。テッレ デル バローロの名前でリリースしているワインは、このように良い畑、良いワインだけを選んで瓶詰めしていると言えます。また、品質を上げるために畑での選別をより厳しく行い、タンクも葡萄の状態別に管理できるよう小さいものを使用するなどの工夫をしています。

 

1994年には、バローロ最高峰の畑のひとつ「ロッケ ディ カスティリオーネ」を取得し、伝統的なブレンドによるバローロだけでなく、単一畑のテロワールを表現した「クリュ バローロ」にも注力しています。こうした組合としてのノウハウをさらに活かすため、2013年より始めた新たな試みが、創始者の名を冠した「アルナルドリヴェラ プロジェクト」です。より品質を追求したワイン造りを行なうことを目的としています。具体的な内容のひとつとして、契約している栽培農家のうち、特に優れた畑を持っている数軒と新たな契約を交わしました。農家への報酬を、葡萄の量に対してではなく、畑の面積に対して支払うという内容で、栽培農家は思い切った収量制限を行うことが出来ます。これによりワインの品質をさらに高めることが出来るようになりました。

 

品質のカギ――醸造家ダニエーレ ポンツォの活躍

ワインの品質の鍵となる重要な人物が、醸造家のダニエーレ ポンツォです。ダニエーレはアルバの醸造学校を卒業した後、カ ヴィオラやガヤで経験を積み、2003年よりテッレ デル バローロで働き始めました。2007年からは、醸造家のトップとしてワイナリーを牽引しています。弊社がテッレ デル バローロのワインの取り扱いを開始してから、20年以上が経過していますが、ダニエーレが参加してからのワインは明らかに品質が向上しています。ダニエーレは、同じワインを異なる樽に入れ、違いをチェックする樽の研究室を持っています。樽熟成は、初めに試飲して樽を決め、1年後に試して次にどの樽を使うかを決めるという過程を経て、その後ブレンドしタンクで保存します。「品質を向上させるために様々な試みをしています。またモダンな要素を否定する訳ではありませんが、出来上がったものをみると伝統的な味筋を守っていることがわかっていただけると思っています」と語ります。

 

ダニエーレは、テッレ デル バローロについて、次のように話しています。「共同組合のメリットは、『選択』と『選別』ができることです。『選択』とは畑の選択のことを指します。テッレ デル バローロは、様々な場所に畑を所有しているため、その年にある場所の出来が良くなかったとしても、品質がそれに左右されません。また、『選別』とは葡萄やワインを選別することです。良いワインのみを自社ラベルで瓶詰めし、品質に納得のいかないものは、バルクで他社に売ってしまいます。これにより、テッレ デル バローロの名前でリリースするワインについて、品質が保証できます」。この選択と選別については、上位クラスのワインに限った話ではありません。スタンダードクラスのワインについても、テッレ デル バローロだからこそ出来る品質追求によって、クオリティの高いワインが生み出されています。

 

2020年版「Weinwirtschaft」誌でイタリア生産者組合の第1位に選出

「ワイン アドヴォケイト」、「ワイン スペクテーター」でも高評価

ドイツのマイニンガー出版社が発行する有力なワイン専門誌『Weinwirtschaft』の2020年版で、イタリアの生産者組合トップ25が選出され、テッレ デル バローロが第1位の座に輝きました。「組合だからこそ出来る品質追求」と「醸造家ダニエーレによる緻密なワイン造り」が組み合わさった現在のスタイルは、今まさに世界から称賛され始めています。協同組合のメリットを生かした手の届きやすい価格帯のバローロ、バルバレスコだけではなく、バローロを産出できる11の村すべてに畑を持つ唯一の生産者として、高品質なクリュ バローロを生み出すことでも知られるようになってきました。

 

「ワイン アドヴォケイト2020.7.24」では、「アルナルドリヴェラ プロジェクト」としてリリースしているクリュ バローロのひとつ、「バローロ リゼルヴァ ロッケ ディ カスティリオーネ 2016」が94点を獲得。同誌では、同じ2016VTのクリュ バローロである「ヴィーニャリオンダ」、「ラヴェーラ」が93点、「ブッシア」が92点、「モンヴィリエーロ」、「カステッロ」が91点、畑の個性をブレンドして造り上げる「ウンディチコムーニ」が92点という高評価を獲得しています。特に「ウンディチコムーニ」は、この2016VTが同誌の「Top 100 Wine Disvoveries 2020」に、30か国・3万本のワインの中から選出されました。さらに「ワイン スペクテーター」では、「バローロ ウンディチコムーニ 2013」が93点を獲得し、「THE TOP 100 The most exciting wines of 2018」の54位に掲載される快挙を遂げました。今まさに最高品質のワインを造る生産者として、世界中から注目を集め続けています。

 

 

<その他の評価>

「ヒュー ジョンソンポケット ワイン ブック2020」で赤★→★★、『際立った一貫した品質。探すべき新しいアルナルドリヴェラ』。

2020年版「Weinwirtschaft」誌でイタリア最優秀生産者組合25のトップに選出!

 

「60年以上にわたり活動しているということはテロワールに対する配慮の証だし、ワインは信頼できるもので、価格は低く抑えられていて、単一畑のワインも数多く、選ぶことが出来る。15年前に高品質プロジェクトを始めて、バローロ生産地区にある11の村の様々な区画に対する知識を深めてきた。その結果、現在ではそれぞれの価格帯で、様々な好みを満足させるワインを提供できる。バローロのセレクションワインは絶対に申し分のないもので、ベースのバローロ2012もボディーがしっかりしていて、繊細で、高品質プロジェクトに忠実だ。」 「ガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2017」より

テッレ デル バローロ

<ダニエーレ ポンツォ>2013年訪問時

アルバの醸造学校を出た後、カヴィオーラ(Ca’ Viola・ジュゼッペ カヴィオラの所有)という有名な小規模ワインナリーで働き、その後、大きなワイナリーに興味を持ち、ボトラーで経験を積んで、2003年からテッレ デル バローロに勤務しました。近年の目覚ましい品質向上はダニエーレなしでは語れません。彼が、アグロノミストと共同で品質をめざし、畑での選別を徹底や新しいテクノロジーへの投資、新しい大樽の導入で良い熟成が可能になりました。「自分ひとりで品質を上げられたわけではありません。チームが品質を上げたのです」とダニエーレは話します。そして「Quality & Price」という信念も掲げており、品質に見合う価格ということも大切にしています。

テッレ デル バローロ

<アルナルドリヴェラのシリーズ>

アルナルドリヴェラ シリーズは2013年からスタートしたテッレ デル バローロの新しいプロジェクトです。最高の品質のワインを造るため、栽培農家の中で、特に優れた畑を持っている数軒と新たな契約を交わし、従来の葡萄の量に対して支払うのではなく、畑の面積に対して対価を支払います。これによって栽培農家は収入減の心配なく、思い切った収量制限を行うことが出来ます。また、栽培農家はテッレ デル バローロのアグロノミスト(栽培専門家)のチームに随時、栽培状況の報告を行い、またアグロノミストが定期的に畑のチェックを行います。ワイン名にあるアルナルドリヴェラは、1958年にテッレ デル バローロを創設し、このエリアのワイン造りの発展に貢献したアルナルド リヴェラ氏に敬意を表してつけられています。

 

・バローロ ウンディチコムーニ(商品CD:I843)

・バローロ ヴィーニャリオンダ(商品CD:I844)

テッレ デル バローロ

<来日セミナーレポート>

テッレ デル バローロ創設の歴史から、畑・醸造へのこだわりまで語っていただいた、貴重なセミナーレポート。

※価格・ヴィンテージ・在庫は2019年2月時点のものです。

来日レポート(2019年2月)