カ ルガーテ
毎年のように「ガンベロ ロッソ」で最高賞を受賞する、ソアーヴェの一流生産者
「カ ルガーテとは、ルガーテの丘の頂近くにある家」 そこを畑仕事の拠点兼レチョート用の乾燥室としたことから名付けています。ミケーレは、エノロゴ2人と共にワイン造り、父のアメデオが畑仕事を担当しています。スタッフは8人で、収穫は40名で行います。
「こだわりの栽培と収穫、最新技術によるワイン造り」 年間を通して剪定を行い、また夏場にはグリーンハーベストを行って余分な葉を落とし、4~6房に収量を制限します。また葡萄の選別は、収穫の際とカンティーナのコンベアーでの計2回行います。小さい箱を使い全て手摘みで収穫し、外国人労働者ではなく、手慣れた地元の人達と行います。収穫量は地域の規定の140hl/haより25%抑えています。ゴムのヘラの付いた特殊な機械で傷つけず除梗します。白ワインは、窒素ガスを入れ酸化防止をしながらプレス出来る特殊な機械で圧搾、16~18度で1日置いて余分なものを沈殿させ、よりクリアなモストを取り出します。セラー内のタンクの情報は、コンピューターで完全に管理し、すべての過程のデータ(収穫日、温度等)が分かるようになっています。
「赤ワインでも最高評価」 2001年から15年以上に渡り、ヴァルポリチェッラの重要な生産者となることを目指してきました。その結果、「ワインスペクテーター」、「ヴィノス」等で90点以上を獲得、さらに「ガンベロ ロッソ2017」で、’12VTのアマローネがトレ ビッキエーリを獲得しました。それまで17回も白ワインで最高評価を獲得してきたカ ルガーテですが、ソアーヴェの生産者で初めて赤ワインでも最高評価を得るまでに昇りつめました。カ ルガーテのヴァルポリチェッラは、畑の標高が高いことが特徴で、エレガンス、ストラクチャーがあり、フレッシュで重すぎず、あくまでもエレガントさを追求しています。
<評価>
評価 ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で、ヴァルポリチェッラの最良生産者。
「カ・ルガーテは30年以上ソアーヴェ地区で活動しているが、家族のこの産地、ワインとの絆はさらに古い歴史を持つ。現在はミケーレが家族のワイナリーを注意深く、厳格に運営していて、ソアーヴェ愛好家だけでなく、アマローネの力強さを好む愛好家にとっても重要なワイナリーだ。70ヘクタールを超す丘陵にある畑から洗練されたワインが造られ、ラインナップには弱点が無い。」 「ガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2018」
「こだわりの栽培と収穫、最新技術によるワイン造り」 年間を通して剪定を行い、また夏場にはグリーンハーベストを行って余分な葉を落とし、4~6房に収量を制限します。また葡萄の選別は、収穫の際とカンティーナのコンベアーでの計2回行います。小さい箱を使い全て手摘みで収穫し、外国人労働者ではなく、手慣れた地元の人達と行います。収穫量は地域の規定の140hl/haより25%抑えています。ゴムのヘラの付いた特殊な機械で傷つけず除梗します。白ワインは、窒素ガスを入れ酸化防止をしながらプレス出来る特殊な機械で圧搾、16~18度で1日置いて余分なものを沈殿させ、よりクリアなモストを取り出します。セラー内のタンクの情報は、コンピューターで完全に管理し、すべての過程のデータ(収穫日、温度等)が分かるようになっています。
「赤ワインでも最高評価」 2001年から15年以上に渡り、ヴァルポリチェッラの重要な生産者となることを目指してきました。その結果、「ワインスペクテーター」、「ヴィノス」等で90点以上を獲得、さらに「ガンベロ ロッソ2017」で、’12VTのアマローネがトレ ビッキエーリを獲得しました。それまで17回も白ワインで最高評価を獲得してきたカ ルガーテですが、ソアーヴェの生産者で初めて赤ワインでも最高評価を得るまでに昇りつめました。カ ルガーテのヴァルポリチェッラは、畑の標高が高いことが特徴で、エレガンス、ストラクチャーがあり、フレッシュで重すぎず、あくまでもエレガントさを追求しています。
<評価>
評価 ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で、ヴァルポリチェッラの最良生産者。
「カ・ルガーテは30年以上ソアーヴェ地区で活動しているが、家族のこの産地、ワインとの絆はさらに古い歴史を持つ。現在はミケーレが家族のワイナリーを注意深く、厳格に運営していて、ソアーヴェ愛好家だけでなく、アマローネの力強さを好む愛好家にとっても重要なワイナリーだ。70ヘクタールを超す丘陵にある畑から洗練されたワインが造られ、ラインナップには弱点が無い。」 「ガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2018」
歴史 | 500年以上続く、歴史ある農家の家系。 1900年頃 ミケーレの曾祖父アメデオが自家製ワインの販売を始める。 1930年代 アメデオの息子フルヴィオが亡き父の仕事を引き継ぐ。果樹の栽培が主で、葡萄は少なく、地元で売っていた。 1940年代 フルヴィオがモンテ フィオレンティーネ地区に約6haの葡萄畑を購入。 1970年代 カ ルガーテの前身となる、アジエンダ テサリ フルヴィオを設立。 1986年 フルヴィオの息子アメデオが、カ ルガーテという名前に変更。設備投資を行う。 1999年 新しい醸造所が完成。 2001年 アメデオの息子ミケーレが参加。赤ワインの生産開始を決め、ヴァポリチェッラに15haの畑を購入。 |
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オーナー | テサリ家 ミケ―レ テサリ : 4代目。社長 |
葡萄園 | 72ha ソアーヴェ40ha、ヴァリポリチェッラ30ha、レッシーニ デュレッロ(借りている)2ha ソアーヴェ クラッシコのエリアにおいて、最も自家畑の多い生産者 |
栽培 | 2000年から化学肥料の使用を止め、牛糞、オーガニックコンポストによる土、植物由来のミネラルの肥料を使用。 |
ワイン造りの物語 | <創設者フルヴィオ ベオ> 生産者訪問ブログ(2017) 生産者訪問ブログ(2019) カ ルガーテのワイン一覧 |
取り扱いワイン |
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〈4世代のテサリ家〉
左から:現当主ミケーレ テサリ(4代目)、アメデオ(息子)、アメデオ(父)、フルヴィオ(祖父)
テサリ家は500年にわたり、同じ土地で先祖代々、農業(果樹の栽培など)を生業としてきました。現当主ミケーレは家族の歴史を非常に大切にしています。ミケーレの祖父フルヴェオの時代は、醸造したワインの瓶詰は行わず、祖父自ら村中のオステリアなどに出向いて“量り売り”を行っていました。フルヴィオは「お金はいらないから、とにかく私の作ったワインを試して欲しい。気に入ったら買ってくれ!」と言って配って回ったそうです。すると、彼のワインは大変気に入られ、1週間分を売るつもりで街に出たところ、たった1日でワインが売り切れてしまい、毎日家からの坂を上り下りしたそうです。そして次第に人々は丘の上にあるフルヴィオの自宅兼醸造所までワインをわざわざ買いに来るようになりました。
ミケーレの父アメデオの時代は、ワイナリーに様々な投資をした時代です。まず、温度コントロールの出来るステンレスタンクを導入しました。それまでの醸造はコンクリートタンクのみで行われてきましたが、ステンレスタンクのおかげでアルコール発酵が低温でコントロールされ、より良く行えるようになりました。次にバリックの導入です。ステンレスタンクだけでなく、白ワインにバリックを使用することは、当時は非常に珍しいものでした。そして最後に、新たな市場の拡大です。アメデオは、ヴェローナのみならずイタリア全土への販売、そして国外へ向けてワインの販売を開始しました。
2001年からは現当主のミケーレが参加しました。この年に赤ワインの生産も行うことを決め、ヴァルポリチェッラのモンテッキア ディ クロザーラ(Montecchia di Crosara)の丘陵地帯に15haの畑を購入しました。ソアーヴェだけでなく、アマローネなどの赤ワインも目を見張る高品質なものを造りだしています。
そして、ミケーレの息子のアメデオ(祖父と同じ名前)も父と畑に出て、葡萄と触れ合っています。 -
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<来日セミナーレポート>
今やソアーヴェのトップ生産者の1つであるカ ルガーテの歴史と哲学に迫る、貴重なセミナーレポートです。
※価格・ヴィンテージ・在庫は2016年6月時点のものです。
来日セミナー(2016年6月)