生産者情報

ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタンDomaine de L'Oratoire St. Martin

ケラーヌを代表する生産者。「最高のオーガニック生産者」にも選出!

ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン

生産者情報

フランス
地域 コート デュ ローヌ
歴史

1692年 アンドレ アラリーから300年以上10世代に渡り同じ畑でワイン造り

1984年  フレデリックとフランソワが引き継ぐ

オーナー

フレデリック アラリー : 兄。畑&醸造。

フランソワ アラリー : 弟。畑仕事。

葡萄園

25ha  赤20ha、白5ha  赤20haの内、1.5haはA.O.C.ローヌで、他はA.O.C.ケラーヌです。

若い葡萄樹は、ケラーヌでも売れるが、コート デュ ローヌで販売。「これはプライドの問題」とフレデリックは語っています。

赤 : グルナッシュ60%、ムールヴェードル30%、シラー10%

白 : マルサンヌ50%、ルーサンヌ30%、クレレット15%、ヴィオニエ5%

栽培

2009年 アグリカルチャー ビオロジク(AB・有機栽培)取得。

2013年 ビオディナミで運営、デメテールの認証を受ける。

<情報リンク>

ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタンのワイン一覧はコチラ>>

「父の代から畑の可能性を信じていた斜面の畑」  ドメーヌの名前の「オラトワール」は、礼拝堂を意味し、「サン マルタンの丘の畑にある小礼拝所」を指します。ドメーヌの主となる部分は、ラストーの丘から200mあまりの、ケラーヌ村の北東にあります。それらは急斜面で、キャタピラを必要とするところもあります。彼の父は、他の誰も気付かない頃からこの場所は素晴らしい可能性があると信じていました。

「ビオディナミは、子供の頃から教えられた当たり前のやり方」  畑に関しては、農薬や化学肥料は使わず、ビオディナミで栽培しています。祖父母や父は、いつも月と星を気にした農作業をしていました。シュタイナーによってビオディナミ農法として学術的に確立された方法ですが、アラリーにとって、先代のこの農法は小さい頃から教えられてきた当たり前の方法であり知識です。ほとんどの畑が斜面にあるため、作業にはより手間がかかります。このドメーヌの強みは40年以上の古い樹齢の葡萄樹の比率が高いことで、一部には100年を超えるものもあります。白ワインのフレッシュさの秘密は、東と北の向きの畑の葡萄を使用すること。さらに食べた時にフルーツを感じたら即収穫します。葡萄が黄金色になって収穫するのは昔のやり方と考えています。

「アラリーのワインが、ケラーヌの手本」  私どもが初めてこのドメーヌを訪問したのは今から20年以上前でした。そのころはまだフレデリック アラリーのワインもケラーヌ村もあまり知られていませんでした。しかし、その後数年で、彼のワインは南部ローヌにおいてその名をとどろかせ、ケラーヌがローヌの村名ワインの中でも最もクオリティの高いワインであることを知らしめました。彼は今や国際的にもその名が知られる存在となり、ワインがまったく足りない状態です。そのため「ギド アシェット」などを見てやってくる訪問者に売るワインが全くなく、壁には「ワインは全て売り切れです」と案内がでています。

 

<評価>

評価 「ギド デ ヴァン ベタンヌ +ドゥソーヴ2018」で最高のオーガニック生産者(1位)。「ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で『高級』と掲載。

 

「フレデリックとフランソワ・アラリーは、自らのドメーヌを、この20年間でコート・デュ・ローヌ随一の魅力的で安定感のある大使の一つとした。彼らの赤ワインは、いつも構成が実にしっかりしているもののタンニンの荒っぽさは全くなく、過熟ではなく適性に熟した果実を正確に表現しており、アルコール分も調和が取れている。「ドメーヌ・リショー」のものほど風味の豊かさはすぐに表れないが構成は申し分なく、赤はキュヴェやヴィンテージにもよるが1年から3年を経ないと最善の状態にならない。」    ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」

ドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン

<フレデリック アラリー>1996年ワイナリー訪問時

「このドメーヌは南ローヌで最も顕著な、期待される以上のことをする生産者のうちの一人です。地味なアペラシオンをはるかに超越したワインを造り出します。品質向上はベルナール アラリーのもとに起こりましたが、彼の息子であるフェデリックがその品質をはるかに押し進めました。赤ワインは常にこのドメーヌの強い切札です。1980年半ばから首尾一貫して堅固な努力をしており、その後はすばらしい結果が続いています。手頃な値段で品質的にはその値段の2倍から3倍に売られるワインに相当する代物です。」      ロバート パーカー Jr. 「ローヌ ヴァレー」