生産者情報 ―producer―

トッレ ドルティ

  • イタリア
  • ヴェネト

カヴァルキーナやプレンディーナで培った技術を持って、伝統的なヴァルポリチェッラで革新的なワイン造りに挑む。

「トッレ ドルティ誕生!」  現在ルチアーノと共にワイン造りをする弟フランコはヴァルポリチェッラが大好きだったので、ヴァルポリチェッラでのワイン造りに挑戦しようと決めました。カヴァルキーナやラ プレンディーナで培った技術をもって、伝統的なヴァルポリチェッラで革新的なワイン造りに挑んでいます。トッレ ドルティは、サン マルティン ブオンアルベルゴにある、マルチェッリゼに近い丘の地区の名称で、かつては防塞のための監視塔が建てられ、その後はオリーヴや葡萄や穀物の畑として使われました。
「ゆっくり低温で葡萄を乾燥」  乾燥は、出来るだけゆっくり、低い温度で行うのが理想です。したがって、湿度と温度をコントロールすることがとても重要になります。乾燥室ではセンサーで部屋の温度と湿度を測り、外気が適切な温度、湿度であれば窓を開けて外気を入れ、また乾燥した空気のほうがよければ、クーラーで乾燥した空気を送って葡萄を乾燥させます。乾燥室に積み上げられた箱の列ごとに空気循環器が設置されていて、これらは全て自宅のパソコンで管理しています。
「アールデコ調のデザイン」  丸みを持ったアールデコ調の絵は、叔母にリクエストして描いてもらったもので、銅版画に色を付けています。

Data

歴史 2000年 ヴァルポリチェッラに18haの畑を購入。葡萄樹を植え替える。
<コンサルタント> ロベルト ヴェッラリーニ  「ガンベロ ロッソ2010」で『今年のエノロジスト』に選出。
オーナー ピオーナ家
葡萄園 20.5ha  畑にするには急すぎる斜面や森があるため、一ヶ所でなく点在。
栽培 アマローネ用の葡萄→モラリ→リパッソのベースワイン用の順。乾燥させる葡萄は先に収穫し、腐敗のリスクを少なくする。
ワイン造りの物語 <バルドリーノとヴァルポリチェッラの違い>
バルドリーノも ヴァルポリッチェラも同じエリアだが、前者はガルダ湖にあり、後者は山の中にある。ガルダ湖が近くにあるバルドリーノは、魚を使った料理が主流であって、そこには重いものは必要ない。ヴァルポリッチェラは馬とかの重い肉を使った料理だから、骨格のある重いワインが必要になる。そういう全てのものがテロワールであって、文化である。土地の地域性のものを表現したい。

〈ルチアーノ ピアーノのワイナリー〉
・ラ プレンディーナ(ロンバルディア)
・カヴァルキーナ(ヴェネト)

トッレ ドルティのワイン一覧
取り扱いワイン

TOPへ戻る