生産者情報 ―producer―

ディ マーヨ ノランテ

  • イタリア
  • モリーゼ

「ガンベロ ロッソ」も認めるモリーゼ州で最も重要な生産者
イタリアワインの多様性を語る上で外せない存在

「モリーゼ州で最も重要な生産者」 ディ マーヨ ノランテは、モリーゼ州で最も重要な生産者として知られ、イタリアワインのガイドブックには、必ずと言って良い程名前が挙げられています。特に「ガンベロ ロッソ」では、毎年のように最高評価のトレ ビッキエーリを獲得しており、モリーゼ州で唯一10回以上最高評価を獲得した生産者です(2018年版)。
「アンティークな品種でモダンなワイン」 オーナーのアレッシオは、土着品種を愛していて、アンティークな葡萄品種から、新しい味わい、そして楽しむための食文化に合ったワインを造りたいと考えています。ワインのスタイルは、リッチなのに重苦しくないワイン、ボディがあってもハーモニーが楽しめるワインを目指しています。イタリアで最も有名なエノロゴであるリッカルド コタレッラのアドバイスも受け、その品質はますます際立ってきています。
「妻への配慮からビオに目覚める」 アレッシオの奥さんが自然食品しか食べない人でその奥さんへの配慮からビオに目覚め、オーガニックでのワイン造りを始めました。
「ラベルに描かれている蛸のような人間?!」 ラベルに描かれている蛸のような人間は、ギリシャ神話に登場する「セイレーン」です。上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿(後世では魚の姿)をしている海の怪物で、歌声で航海中の人を惑わせたと言われます。

<評価>
評価 ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で、赤★★→★★★、『もっとも知られたモリーゼの生産者』と掲載

「疑いなく世界で最も有名なモリーゼのワイナリーで、現在アレッシオが運営している。120haを超すブドウ畑は有機栽培の認証を得ていて、南アペニン山脈の典型的品種とそれ以外の品種が植えられている。(中略)ワインは控えめな近代的スタイルだ。」
 「ガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2017」

Data

歴史 1800年代から葡萄栽培する家系  マーヨは父の姓で、ノランテは母の姓。  貴族の出身
フィロキセラの害により一時ワイン造りから離れる。
1960年代に復活。
オーナー アレッシオ ディ マーヨ ノランテ

リカルド コタレッラ : アドバイス。コタレッラとは、実の父と子のような関係。公私を問わず仲が良い。
葡萄園 110ha  
ポルトカンノーネ  標高200~250m 土壌は砂+粘土 ベストなアリアーニコはここの「カマルダ」の畑から。
カンポマリーネ  海が近くにあり、ラミテッロの畑がある。ワイナリーのある場所。
栽培 肥料 : 牛と羊の糞  
害虫対策 : フェロモンを使用
2000年からオーガニック栽培採用。全ての畑はオーガニックとしてのICEAの認証を受けている。
アレッシオの奥さんが自然食品しか食べない人でその奥さんへの配慮からビオに目覚めた。
ワイン造りの物語 <マリアージュ>
カラブリアではアリアーニコを飲みながら唐辛子をかじる、と良く言われていますが、モリーゼでも同じだそうです。ワイナリーで人を招いてイベントをする際、唐辛子を利かせたパスタや料理を良く出すとのこと。そのため、韓国料理(キムチ鍋など)にアリアーニコは良く合う!と営業担当のアデレは話していました。

<エピソード>
アレッシオの趣味はまぐろ釣り、それも腕はプロ級です。弟子は今のところ息子とコタレラです。1本釣りで、60~70kgのまぐろを釣り上げます。夏場は海岸線に最も近いところにくるので、夏のみ。'12年は6本のまぐろをあげました。訪ねてくる人に「食え、食え」状態だそうです。食べ方は、まぐろステーキ、カルパッチオ、トマトとまぐろのパスタ(夏場にとても美味しい)など。


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