生産者情報 ―producer―

ドメーヌ ガルディエ

  • フランス
  • ラングドック ルション

皆がどこにでもあるワインを望むなら、私達のようなワイナリーは存在しないだろう

この地域のトップ生産者ドメーヌ ゴビを含む友人達と、ルションの評価を高めるべく栽培、醸造に情熱を注いでいます。その努力に呼応するように、ワイン雑誌などで高い評価を得ています。
「テロワールを表現するための栽培」  樹齢が古く根が深いので、土地のテロワールがしっかり表現出来ます。畑の周りには草花を生やし自然な生態系を作ることで、土壌にミネラルが産み出されます。非常に小さい畑が多く、海抜ごとに成長具合も違うので、畑仕事は8~10人で行い、収穫時は20人以上になります。肥料は基本的には使用せず、馬を使って土を掘り返し、必要な時は家畜の糞と食物を混ぜたものを使用します。病気の時はイオウとオレンジの皮を、必要最小限にする為に松脂と混ぜて使用します。「全世界に受けるようなワインではなく、テロワールを尊重したワインを造っていきたい!」と考え、ワイン造りをしています。
「タンクの形や樽の厚みに、細かなこだわり」  ブルゴーニュ産の正方形のコンクリートタンクで、マセラシオンを行います。縦横の比率が同じであることが大事で、果帽が空気と触れ合う最も良い形です。樽と同等の効果があり、違いは樽の風味が付くかどうかです。樽は、トノーを使用します。酸化を好まない品種もあるので、合わせて樽の厚みを変えています。ムールヴェードルやシラーは、約3.2cm、グルナッシュは、約4.2cmという具合です。フレッシュかつストレートな味わいになる東ヨーロッパ産の樽を使用しています。
「品種の特徴を生かすように醸造」  ソーヴィニヨンやヴィオニエ等のアロマティックな品種は酸化を好まないので、酸化をコントロールし、果実味が出たワインとして造ります。マカベオなど元々香りがあまり出ない品種は、酸化させることで香りが出るので、樽で熟成させます。


<評価>
「ワインスペクテーター」ではルションの新しい生産者の一人として紹介。また、アンドリュ ジェフォード「ザ ニュー フランス」にも、ゴビと共に2ッ星で掲載されています。


「ドメーヌ・ガルディエ」は、極めて造りのしっかりした複雑な赤ワインを造ることで知られている。ドメーヌ発祥の地であるヴァングローの純粋な石灰岩質の地区を開墾し、キュヴェ「ファレーズ」向けのブドウの樹をそこに植えた。ジャン・ガルディエは、圏谷に隣接するエスピラ・ド・ラグリを超近代的な醸造施設に整備したが、そこにはキュヴェ・「ラ・トレ」のための見事なムールヴェードルが植えられている。このドメーヌでは、うっとりするような「レ・グラシエール」のような、卓越した辛口の白ワインも造られている。  ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」

Data

歴史 1885年からワイン造りをする生産者一家
1990年 ガルディエ家がエスピラ ド ラグリー村に葡萄畑を購入する。
1993年 ジャン ガルディエが引き継ぐ
オーナー ジャン ガルディエ : 1961年生まれ。

ヴィクトル ガルディエ : 息子。
葡萄園 35ha(45区画)  標高は高いところで300~380m  その内、15haがマ ラ カーブ用 (樹齢15~45年) 
赤用(80%) : シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル
白用(20%) : ミュスカ、グルナッシュ ブラン、マカベオ、ルーサンヌ
シスト ノワール  日照の吸収率が高く、土壌に保温性がある
栽培 2007年 エスピラがオーガニック認証。
2012年 すべての畑がユーロリーフ認証を受ける。   
収穫は、マ ラ カーブ以外は手摘み
ワイン造りの物語 ドメーヌ ガルディエのワイン一覧

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