生産者情報 ―producer―

ボデガス アタラヤ

  • スペイン
  • アルマンサ

ヒル ファミリー グループ/ユニークなアルマンサの土着品種 ガルナッチャ ティントレラに注目

「標高が高いから葡萄がゆっくり成熟」・・アタラヤは、ボデガのある場所の名前で、「監視の塔」という意味です。冬はとても寒く、昼夜の寒暖の差が激しいエリアです。樹齢よりも標高が高いことの方が大切で、涼しい気温により葡萄がゆっくり成熟するからです。樹と樹が離れているため、斜面の向きに関係なく、日は満遍なく当たります。葡萄樹の間隔を開け、1本の樹が多くの水分を吸収出来るようにして、灌漑はしません。
「ガルナッチャ ティントレラは果肉や果汁も赤い」・・ガルナッチャ ティントレラは、アリカンテ ブーシェの別名で、ガルナッチャとプティ ブーシェの交配種です。スペインではアルマンサでしか見られない土着品種です。栽培も醸造も非常に難しく、良いワインにするのはさらに難しい品種です。タンテュリエと呼ばれる、皮だけでなく果肉や果汁にも色がついている珍しい葡萄で、そのため完熟すればとてもきれいで強い色がワインに表れます。タンニンが多く、ストラクチャーがしっかりしています。畑を買った当初は、メルロ、テンプラニーリョなども植えられていましたが、全てガルナッチャ ティントレラを接木しました。

Data

オーナー ミゲル ヒル

ペペ サエス(写真左) : アグロノモ。他の全てのことにも関わっている。生まれも育ちも生粋のアルマンサ。
葡萄園 100ha 全て自家畑。
畑は、3ヶ所に分かれていて、海抜は800~1,000mです。冬はとても寒く、昼夜の寒暖の差が激しいエリアです。樹齢は、60~70年です。樹齢よりも標高が高いことの方が大切で、涼しい気温により葡萄がゆっくり熟成出来るからです。樹と樹が離れているため、斜面の向きに関係なく、日は満遍なく当たります。土壌は白亜質で、石灰岩の多い痩せた畑です。フミーリャに比べて粘土も混じっています。
栽培 葡萄樹の間隔を開け、1本の樹が多くの水分を吸収できるようにして、灌漑はしません。また、化学的なものは使用せず、肥料は有機的なもののみ。標高が高いため、害虫は来ません。
ワイン造りの物語 〈ヒル ファミリー エステーツ グループ〉
・ヒル ファミリー エステーツ(フミーリャ)
・ヒル ファミリー エステーツ(ルエダ)
・ヒル ファミリー エステーツ(リオハ)
・オロワインズ(フミーリャ)
・ボデガス アテカ(カラタユード)
・セラーズ カン ブラウ(モンサン)
・ボデガス トリデンテ(カスティーリャ イ レオン)
・ラガール ダ コンデサ(リアス バイシャス)

ボデガス アタラヤのワイン一覧
取り扱いワイン

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