生産者情報

シャトー クラビティ

ペサック レオニャンやソーテルヌでコンサルタントをする女性エノログ ジャコビ ソーデスがアドヴァイス

シャトー クラビティ
シャトー クラビティ
シャトー クラビティ
シャトー クラビティ
シャトー クラビティ

生産者情報

フランス
地域 ボルドー
歴史

1850年 修道院が孤児院を設立

1985年 父ジャン ラフル バトレがシャトーに呼ばれ、葡萄畑の管理とワイン造りを任される

1999年 アルノー ド バトレが引き継ぐ

2008年 修道院からシャトーを買い取る

オーナー

アルノー ド バトレ : シャトー ラグラーヴ(13ha)も所有。

 

ジャコビ ソーデス : エノロジスト(トップ写真の女性)。他のグラーヴやソーテルヌのシャトーのコンサルタントも勤める。毎月来てテイスティング、助言する。

葡萄園

27ha   赤ワイン用25ha(メルロ60%、カベルネ ソーヴィニヨン40%)   

     白ワイン用2ha(ソーヴィニヨン ブラン、セミヨン各50%)

栽培

アグリカルチャー レゾネ(必要な場合に農薬使用)

 害虫対策として、畑のあちこちにホルモンカプセルを入れたカゴを設置しています。そのカゴの中に入ってくる虫の数を観察し、対処を考えます。土に対する肥料は、基本的に何も使っていません。土が肥沃になりすぎると、葡萄が出来過ぎてしまうからです。葡萄の品質を上げるために7月上旬にグリーンハーベストを行ないます。概ね1本の樹に4房から8房残しますが、何房残すと数で決めているわけではありません。畑全体を観て、最終的に45hl/haになるように調整しています。例えば、雨が多いと同じ房の数でも1ha当りの収穫量は増えます。状況に応じて判断する事が大切です。

<情報リンク>

シャトー クラビティのワイン一覧はコチラ>>

「カベルネ ソーヴィニヨンに可能性を感じる」  父のジャンが修道院に呼ばれた当初は、メルロしか植えられていませんでしたが、一部をカベルネ ソーヴィニヨンに植え替えました。現オーナーのアルノーもカベルネ ソーヴィニヨンと土壌の相性に可能性を感じています。病気や収穫前の雨などリスクも高い品種ですが、それに耐えた葡萄は優雅な味をもたらすと考えています。

「栽培で収穫量を調整」  肥料は、基本的に何も使っていません。土が肥沃になりすぎると、葡萄が出来過ぎてしまうからです。葡萄の品質を上げるために7月上旬にグリーンハーベストを行ないます。概ね1本の樹に4房から8房残しますが、何房残すと数で決めているわけではありません。畑全体を観て、最終的に45hl/haになるように調整しています。例えば、雨が多いと同じ房の数でも1ha当りの収穫量は増えます。状況に応じて判断する事が大切です。収穫時に畑で葡萄を選別する事はありません。収穫までの仕事が大切なのです。収穫後には揺れる選果テーブルで選別します。

「良い区画をクラビティに」  畑全体の中で、良い区画をクラビティとしてリリースしています。また、シャトー クラビティはフリーラン ジュースのみを使用し、プレスで得られた果汁はセカンドワインのシャトー トレビアックにブレンドします。

 

<評価>

評価 ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で赤、白共に赤2星。‘09VT白が、「デカンター2012.02」で、ドメーヌ ド シュヴァリエ、スミス オー ラフィットに次ぐ高い評価を得ました。

 

「ポルテの地区では最も手入れが行き届き、現在確実に、最もバランスの良い赤ワインを提供するクリュの一つ。まさしく古典主義のボルドーの味覚である。」   ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」