生産者情報 ―producer―

ハイン

  • ドイツ
  • モーゼル

ゴーミヨワインガイド赤3房の実力派生産者
/V.D.P.生産者を抑え、辛口リースリング部門で第1位

「ゴールドトレプヒェンは特殊なテロワールを持つ」  周囲が壁のように森に囲まれており、南向きです。円形劇場のような形で、北からの冷たい風を上部の山が遮ってくれ、秋は他の畑よりも温度の下がり方が穏やかです。上部の山の森のおかげで、土壌は保湿性が高くなっています。ラベルのロゴに使用しています。
「素晴らしい葡萄、良いセラーの状態が大事」  畑で素晴らしい葡萄を造り、セラーで良い状態、正しい扱いが出来るかが大事だと考えています。あまり力強過ぎず、退屈ではない味、複雑過ぎず訴えられる味、個性やキャラクターがある味わいを目指しています。農薬は殆ど使いません。仕事のやり方のコツは、一度にたくさん育てないこと。間引きも少しずつ、肥料も少しずつ撒くこと。リースリングは、ストレス直前の飢えた状態にすること(大きなストレスは駄目)。12月に温度が下がり過ぎないように、我慢強く管理することなどです。ニューマティックプレスを使っています。セラーでは湧水が温度を保つ作用をしています。ボトルセラーは7万本収容可能で、温度は8~17度まで管理出来ます。
「ゲアノットはブルゴーニュ好き」  ゲアノット ハインは、第二の故郷はコート ド ニュイと公言するほどのブルゴーニュ好きで、よくブルゴーニュに出かけます。50歳になってリースリングを確立できたとの思いから、他の品種も造り始めました。ブルゴーニュとは400km離れ土壌が違いますが、クリマが似通っていると思い挑戦しました。そして出来上がったワインには非常に満足しています。


<評価>
「ヴィヌム2019」で3.5星、「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で赤3房、「アインヒェルマン2019」で4ッ星。「ヒュー ジョンソン ポケット ワイン ブック2019」で、ピースポートの優良生産者として掲載。

Data

歴史 1800年初頭に教会の司祭から購入。350年前からのセラーを使用。
1988年 ゲアノットが父から引き継ぐ。
オーナー ゲアノット ハイン : 1964年生。バート クロイツナッハ(ナーエの中心都市)で醸造技術を学んだ。
葡萄園 10ha  その内5haがゴールドトロップヒェンとドームヘル。石上の粘板岩と大理石が混じる。ゴールドトロップヒェンはテラス状。
リースリング80%、ヴァイサー ブルグンダー、シャルドネ(合わせて)10%、シュペートブルグンダー10%弱。 平均樹齢20年。
栽培 畑で素晴らしい葡萄を造り、セラーで良い状態、正しい扱いができるかが基本と考えています。農薬は殆ど使いません。仕事のやり方のコツは、一度にたくさん育てないこと。間引きも少しずつ、肥料も少しずつすること。リースリングは、ストレス直前の飢えた状態にすること(ただし、大きなストレスは駄目。)12月に温度が下がり過ぎないように、我慢強く管理すること、などです。
ワイン造りの物語 生産者訪問ブログ(2017)

クルト ハインのワイン一覧
取り扱いワイン

TOPへ戻る